人の痛みを知ることで自分の痛みと向き合う若者たちの物語『包帯クラブ』

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『包帯クラブ』 -(C)  2007 『包帯クラブ』製作委員会
  • 『包帯クラブ』 -(C)  2007 『包帯クラブ』製作委員会
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“包帯クラブ”とは、誰かが傷ついた場所に包帯を巻き、その人の心の傷を癒すクラブ活動のこと。「包帯を巻いただけで大袈裟な」と、思う人もいるだろうけれど、ある少女は失恋の苦い思い出のあるブランコに、ある少年はサッカーの試合でオウンゴールをしてしまったゴールポストに包帯を巻いてもらうことで、昨日まで踏み出せなかった一歩を踏み出せるようになれた…。真っ白な包帯には言葉では説明できない不思議な力があるのだ。そう、これは他者の痛みを知ることで自分の傷と向き合い、前進していく若者たちの姿を綴った青春物語。

原作は「家族狩り」、「永遠の仔」などで知られる天童荒太が、情報番組「王様のブランチ」をきっかけに7年ぶりに書き下ろした同名小説。映画では包帯クラブのメンバーの“現在”が描かれている。で、気になるのは配役──クラブの中心人物であり、実は深い傷を負っているディノを柳楽優弥が、親友たちとの亀裂に悩みながらもささやかな生活を守ろうとするワラを石原さとみが演じている。若手演技派の2人が共演ということで(演技力に関して)安心して観られる映画と言えるだろう。ちなみに柳楽優弥がなかなかいい。あの弾けっぷり、あのハマりっぷり、とにかく彼の一皮剥けた演技を見る価値は十分にあるはず。

《text:Rie Shintani》

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