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シネマカフェ的海外ドラマvol.272 オスカー候補作を見る前にオススメのドラマ 第3回

アカデミー賞作品賞候補の注目作をピックアップしながら、“アカデミー賞作品賞候補作を観る際に知っておくと楽しい海外ドラマ”をご紹介。第3回は、イランのアメリカ大使館人質事件とCIA&ハリウッドによる人質救出作戦の全貌を描く『アルゴ』に注目していきます。

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『アルゴ』 -(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
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  • 『アルゴ』 -(C) 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
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  • 「COVERT AFFAIRS/コバート・アフェア」Film (C) 2010 Universal Studios. All Rights Reserved. Artwork (C)2012 Universal Studios. All Rights Reserved.
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  • 「COVERT AFFAIRS/コバート・アフェア」Film (C) 2010 Universal Studios. All Rights Reserved. Artwork (C)2012 Universal Studios. All Rights Reserved.
  • コバート・アフェア DVD-BOX Film (C) 2010 Universal Studios. All Rights Reserved. Artwork (C)2012 Universal Studios. All Rights Reserved.
  • コバート・アフェア シーズン2 DVD-BOXFilm (C) 2011 Universal Studios. All Rights Reserved.  Artwork (C)2012 Universal Studios. All Rights Reserved.
アカデミー賞作品賞候補の注目作をピックアップしながら、“アカデミー賞作品賞候補作を観る際に知っておくと楽しい海外ドラマ”をご紹介。第3回は、イランのアメリカ大使館人質事件とCIA&ハリウッドによる人質救出作戦の全貌を描く『アルゴ』に注目していきます。

アカデミー賞授賞式が近づく現在、作品賞受賞を最も期待されている『アルゴ』を手掛けたのは、今や俳優だけでなく監督としても人気のベン・アフレック。監督賞ノミネートは逃しましたが、授賞式当日はプロデューサーとして作品賞を受け取る彼の姿を見てみたいもの。そんな思いを抱いているアカデミー賞会員は少なくないように思います。しかも、共にプロデューサーを務めているのはジョージ・クルーニー。「ER 緊急救命室」のロス先生…などという注釈はもはや無粋でしょうが、彼とベン・アフレックが授賞式の舞台に上がる光景を見たい人は多いのではないでしょうか。

『ゴーン・ベイビー・ゴーン』『ザ・タウン』、そして『アルゴ』を経て“新作を監督してほしい監督”の1人となったベン・アフレック監督ですが、彼に新作を撮ってほしいと考えているのは映画界だけではありません。TVドラマ界からのアプローチも多いようで、彼が関わる作品がシリーズ化される日も遠くない気がします。また、盟友のマット・デイモンらと共に設立した製作会社ライブ・プラネットでは、脚本コンテストを勝ち抜いた映像作家の卵が映画製作に挑むリアリティ番組「プロジェクト・グリーンライト」を製作したことも。この番組はHBOなどでシーズン3まで放送され、エミー賞にもノミネートされました。そのほか、ベン・アフレックとTV番組のつながりは意外なところにも。人気プロデューサー、ラリー・デイヴィッドの日常が展開する「ラリーのミッドライフ★クライシス」のシーズン7に、本人役でちらりとゲスト出演していたりもします。

また、『アルゴ』には、映画にTVドラマに活躍する名優たちが出演。「ブレイキング・バッド」のウォルター・ホワイト役でおなじみ、ブライアン・クランストンは人質救出作戦を指揮するCIAエージェント、トニー・メンデスの上司役。「ダメージ」「ザ・ホワイトハウス」などのジョン・グッドマンは、ハリウッドを代表する特殊メイクアーティストであり、トニーの人質救出作戦に協力するジョン・チェンバースを演じています。さらに、「Friday Night Lights」のカイル・チャンドラーは、『ゼロ・ダーク・サーティ』だけでなくこちらにも出演。「The OC」「ダメージ」に出演し、最近では「Glee/グリー」「ゴシップガール」のエピソード監督としても活躍するテイト・ドノヴァンの顔も見えます。そして、何と言っても海外ドラマファンの心をくすぐるのが、人質救出作戦に協力するカナダ大使を演じたヴィクター・ガーバーの存在。ベン・アフレックの愛妻ジェニファー・ガーナーの主演ドラマ「エイリアス」で、ジェニファー演じるヒロイン、シドニーの父親を演じていた彼は、私生活でもベン&ジェニファー夫妻と大の仲良し。夫妻の結婚式を執り行ったのもヴィクター・ガーバーです。そんな彼はアフレック監督にとって義父のようなもの!? 監督の前作『ザ・タウン』に顔を出していることもからも、“親子の絆”が感じられます。

さて、CIAによる人質救出作戦がスリリングに展開する『アルゴ』ですが、本作に漂うユーモアもなくてはならない重要な味つけ。アフレック監督自身、「ユーモアはこの脚本の重要な部分だった。でも、さじ加減がとても難しかったね。笑いがスリルやリアリティを損なわないよう気をつかったよ。幸いにも、アラン・アーキンとジョン・グッドマンに任せておけば大丈夫だったけど!」と語っています。作戦に協力する映画プロデューサーと特殊メイクアーティストを演じた彼らのシーンは、作品にとって大切なユーモアポイント。そして、現在の海外ドラマ界において、最も笑えてスリルも味わえるCIAドラマと言えば、新米女性エージェント、アニーが世界を股にかけながらチャーミングに活躍する「COVERT AFFAIRS/コバート・アフェア」が思い浮かぶところ。前回ご紹介した『ゼロ・ダーク・サーティ』「HOMELAND/ホームランド」よりもう少しライトな味わいがほしいかも…という方には『アルゴ』「コバート・アフェア」をどうぞ。

「COVERT AFFAIRS/コバート・アフェア DVD-BOX」
発売中
価格:6,090円(税込)

「COVERT AFFAIRS/コバート・アフェア シーズン2 DVD-BOX」
発売中
価格:8,400円(税込)

発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

Film (C) 2011 Universal Studios. All Rights Reserved. Artwork (C)2012 Universal Studios. All Rights Reserved.
《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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