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シネマカフェ的海外ドラマvol.271 オスカー候補作を見る前にオススメのドラマ 第2回

アカデミー賞作品賞候補の注目作をピックアップしながら、“アカデミー賞作品賞候補作を観る際に知っておくと楽しい海外ドラマ”をご紹介。第2回は、国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン殺害の全貌に迫る…

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『ゼロ・ダーク・サーティ』 -(C) 2012 CTMG. All rights reserved
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  • 「HOMELAND/ホームランド」 -(C) 2012 Showtime Networks, Inc., a CBS Company. All rights reserved.
  • 「HOMELAND/ホームランド」  -(C) 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation All rights reserved.
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アカデミー賞作品賞候補の注目作をピックアップしながら、“アカデミー賞作品賞候補作を観る際に知っておくと楽しい海外ドラマ”をご紹介。第2回は、国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン殺害の全貌に迫る『ゼロ・ダーク・サーティ』に注目していきます。

『ゼロ・ダーク・サーティ』を手掛けたのは、2008年の『ハート・ロッカー』で女性としてアカデミー賞史上初の監督賞受賞者となったキャスリン・ビグロー。今回の監督賞ノミネートからは外れましたが、『ゼロ・ダーク・サーティ』でもスリルたっぷりの展開の果てに深遠なメッセージを突きつけるスタイルが光ります。

そんなキャスリン・ビグロー監督ですが、過去には人気ドラマとの関わりも。バリー・レヴィンソンが製作総指揮を務め、ボルチモア市警殺人捜査課の奮闘を描く刑事ドラマ「ホミサイド/殺人捜査課」でエピソード監督を担当したことがあります。製作総指揮のレヴィンソン監督はもちろん、『グリーン・ランタン』のマーティン・キャンベルや『イル・ポスティーノ』のマイケル・ラドフォードなど、ビグロー監督以外にも数々の名匠がエピソード監督として参加している「ホミサイド/殺人捜査課」。刑事たちの奮闘を徹底したリアリズムと共に描くことで、ドラマティックなスリルと硬派な味わいをもたらす「ホミサイド」の世界はビグロー監督に合っていたように思います。

また、『ゼロ・ダーク・サーティ』には海外ドラマ界のスターたちが続々出演。主要キャラクターから小さな役まで、120名に及ぶ登場人物のために1,000名以上の俳優がオーディションを受けたそうですが、その中からおなじみの顔ぶれを見つけるだけでも楽しめそうです。まず、オサマ・ビンラディン追跡に執念を燃やすCIA分析官のヒロイン・マヤと共に物語を引っ張るのは「ブラザーフッド」のトミー・カフィーことジェイソン・クラーク。スーツに身を包んだ政治家トミーから一転、ビンラディン追跡チームのリーダーをワイルドに演じ、ゴールデン・グローブ賞の授賞式では主演女優賞に輝いたマヤ役のジェシカ・チャステインから感謝の言葉を述べられていました。

そのほか、「Friday Night Lights」のカイル・チャンドラーはマヤの上司、「LOST」のハロルド・ペリノーはマヤの協力者、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」や新ドラマ「Chicago Fire」の日本上陸が待ち遠しいテイラー・キニー(レディー・ガガと交際中!)と「エバーウッド 遥かなるコロラド」「The OC」のクリス・プラットは海軍特殊部隊の隊員役で登場。さらに、「ザ・ソプラノズ」のトニー・ソプラノことジェームズ・ガンドルフィーニと「トーチウッド」のキャプテン・ジャック・ハークネスことジョン・バロウマンがCIA長官とその秘書官役で登場し、素敵なツーショットを披露しているのも海外ドラマ好きには嬉しいモーメントではないでしょうか。

ところで、CIAの女性エージェントが活躍する海外ドラマと言えば、ゴールデン・グローブ賞で作品賞、主演男優賞、主演女優賞の3冠に輝いた「HOMELAND/ホームランド」。以前の本コラムでも少し触れましたが、『ゼロ・ダーク・サーティ』「HOMELAND/ホームランド」を見比べてみるのも面白い鑑賞の仕方だと思います。9.11の首謀者オサマ・ビンラディンの行方を追い続けたマヤと、アルカイダに寝返ったらしき帰還兵の正体を暴こうとする「HOMELAND/ホームランド」のキャリー。自らの使命を貫こうとすればするほど逆境に立たされていく点においても、マヤとキャリーは共通しています。では、何年もの歳月を経て逆境を乗り越え、ビンラディン捕縛作戦にこぎつけたマヤが手に入れたものは何なのか? テロリストの正体を暴こうとするも逆境に立たされ続けるキャリーが、真実に近づける日は訪れるのか? 2大ヒロインの活躍を楽しむことで、それぞれの味わい深さが一層増すと思います。

「HOMELAND」[DVD]
近日リリース予定
発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
公式サイト:http://tv.foxjapan.com/crime/

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(C) 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation All rights reserved.
(C) 2012 Showtime Networks, Inc., a CBS Company. All rights reserved.
《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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