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【読者レビュー】『君と歩く世界』 マリオンの体当たりの演技に涙、愛にあふれた映画

事故で両足を失ったステファニーと、シングルファーザーのアリ。孤独な男女2人が出会い、やがて互いを支えあう存在となっていく希望と再生の物語、『君と歩く世界』。

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『君と歩く世界』-(C) Why Not Productions - Page 114 - France 2 Cinema-Les Films du Fleuve - Lunanime
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事故で両足を失った女性・ステファニーと、シングルファーザーのアリ。孤独な男女2人が出会い、やがて互いを支え合う存在となっていく希望と再生の物語、『君と歩く世界』。先日、主演のマリオン・コティヤールとジャック・オディアール監督をゲストに迎えて開催されたジャパンプレミアに参加したシネマカフェ読者のいち早い感想をご紹介。

【評価:★★★★★】
これほどまで清々しい映画は近頃なかったと思います。ここには、世の中にあふれかえっている安易な「感動」表現や、「涙」を絞り取ろうとするあざとい演出は皆無。セリフも、余計な説明描写もばっさり削ぎ落とし、どこまでもシンプルに、ドライに、そして温かく、登場人物たちを描き出していきます。眩しすぎる海岸沿いの陽射し、ネオンの灯が人恋しさを感じさせずにはいられない夜、そして、寒々とした冬景色。そんな風景のもとに、主人公たちの肉体を通して、彼(彼女)の心の揺らぎ、激情、愚かさがあぶり出され、観る者の胸に突き刺さってきます。あっけにとられて観ているうちに、いつしか、この2人に激しく惹きつけられている自分がいました。(28歳女性・会社員)

【評価:★★★★★】
男の情熱、女の生き方を堪能しました。『真夜中のピアニスト』以来、オディアール監督に注目していました。成り行きまかせに生きる男とシャチショーの生意気なスターが、逆境に合い、生き方を見つめ直す素晴らしいドラマでした。
(24歳女性・会社員)

【評価:★★★★】
マリオンの体当たりの演技には終始、胸を打たれました。いつも彼女の笑顔を見ては自分も嬉しくなっていましたが、今作では彼女の笑顔に切なさを感じ、思わず涙してしまいました。マリオン本人も演じるのが難しかったと話していた両脚を失ったことに気づくシーン。凄い、素晴らしかった! ステファニーとアリ、傷を負う2人が、本当に少しずつ距離が縮まっていく。けれど不器用で素直に生きられない様が凄くリアルでした。最も印象的だったのは、脚を失い義足をつけたステファニーが、ガラス越しにシャチと対面するシーン。このシーンは予告映像を見たときにも最も心掴まれたシーンでした。ガラスを叩き、鮮やかな青い水の中で少しずつシャチがステファニーに近づいて来たときには鳥肌が…。もう一つ気に入ったのが、エンドクレジット。希望の光が感じられるエンディングで、これから先に明るい未来があるのだと、また涙。(20歳女性・大学生)

【評価:★★★★】
主人公の女性が足をなくして、それに気づいたときの演技が素晴らしかったです。いろんな愛にあふれている映画だったと思います。(31歳女性・会社員)

【評価:★★★★★】
失った両足はCG処理で表現しているとのことですが、見事な出来で違和感を感じませんでした。マリオン・コティヤールの体当たりの演技が素晴らしかったです。障害者になった自分を特別視しないで接してくれる男性・アリが現れたことで、変わっていく主人公の様子が瑞々しいタッチで描かれていて観終わった後、爽やかな感動の余韻に浸ることができました。アリの息子とのエピソード、アリが格闘家として活躍するエピソード、ステファニーが事故後、初めてシャチに会いに行くエピソードが印象に残りました。映像と音楽に監督のセンスの良さを感じました。お金を払って観る価値のある良い映画だと思います。(42歳女性・会社員)

【評価:★★★★★】
大胆なストーリー展開と主演女優のマリオン・コンティヤール(ステファニー役)の繊細な表情に圧倒されました。マティアス・スーナーツ(アリ役)の凶暴な雰囲気も迫力がありました。主演俳優だけでなく、脇役の重厚な演技が良かったです。綺麗な浜辺と貧しい家の中、町並みなどの映像も臨場感がありました。印象的なのは、息子の小さな手が父親の手を握り返すシーン。罪深い父親に反抗的だった子どもが実はやはり父親を愛しているという気持ちが現れている気がしました。(50歳女性・自営業)

【評価:★★★★】
足を失ったことで、全ての意欲というか、生きる気力を無くしてしまったステファニーが、アリという男性と関わることによって、段々と人間として成長し、生きる道を探していくというところに感動しました。予告映像では、シャチの調教師ということが強調されていたのですが、本編を観たら、調教師だったということは大して重要ではなく、その後のアリとの話がメインなんですね。ステファニーが主役というより、ステファニーとアリの2人共が主役に思えました。ステキな映画でした。(40歳女性・自営業)

【評価:★★★★】
マリオン・コティヤールの繊細な演技に魅了されました。(29歳女性・会社員)

【評価:★★★★】
マリオン・コティヤールがやはり美しかったです。彼女の演技、ベッドから起きて現実に気づくシーン、とても辛く、でも心に染みました。ストーリーは、展開が早いというか、割と流れるように時間が過ぎていくように感じました。音楽が少なかった気がしました。会話や自然の音、息づかいなどの「音」を大切にしている映画で、そこがとても素敵でした。(22歳女性・学生)

【評価:★★★】
死んだように生きているステファニーが、海で泳ぐシーンがとても印象的。泳ぐことによって生き返った人魚のようで綺麗でした。そして、ろくでもない男のアリ。人生をふり返って再出発。良い意味でも悪い意味でも“少年”のアリ、父親として目覚めた瞬間に感動しました。(36歳女性・主婦)

『君と歩く世界』は4月6日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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