「シェリー」「君の瞳に恋してる」など数々の名曲で知られる伝説的グループ「ザ・フォー・シーズンズ」を描いた感動のヒューマン・ドラマ『ジャージー・ボーイズ』。9月27日(土)の日本公開に先駆け、本作のクリント・イーストウッド監督の息子にして、ジャズ・ベーシストのカイル・イーストウッドがブルーノート東京でのライヴのため来日することが決定。それに併せて、イーストウッド監督から日本のファンに向けた特別メッセージも到着した。本作は、演劇界の最高峰・トニー賞を受賞した大ヒットミュージカルを、「ザ・フォー・シーズンズ」と同じ時代を生きてきたイーストウッド監督が映画化。半世紀を経てなお世界中で愛され続ける彼らの名曲と共に、ジャージー州出身の4人の若者の友情と夢、栄光と挫折、そして再生の実話を描き出していく。また今回、来日を果たす監督の息子・カイルは、父親ゆずりの精悍なルックスに加え、抜群の音楽センスとテクニックを併せ持ち、幅広いオーディエンスを虜にする人気ジャズ・ベーシスト。9月17日(水)~19日(金)の3日間、ブルーノート東京でライヴを行う予定だ。彼はそうしたソロ活動の一方、父・イーストウッド監督作品に楽曲提供を続けており、『ミスティック・リバー』('03)、『ミリオンダラー・ベイビー』('04)などの音楽を父とともに担当。さらに、『父親たちの星条旗』('06)では作曲、演奏ともに全面的に関わり、2008年には『グラン・トリノ』の楽曲が、ゴールデングローブ賞「最優秀主題歌賞」にノミネートされたほど。もちろん、本作『ジャージー・ボーイズ』でも音楽に携わっている。イーストウッド監督は、「『ザ・フォー・シーズンズ』のメンバーは、犯罪に手を染めるような貧しい地区の出身だったのだが、音楽に出会って努力するようになったんだ。彼らの歌は世界中で大ヒット、そして彼らの名曲に秘められたストーリー、日本のみんなにも映画『ジャージー・ボーイズ』を通じて、楽しんでもらえると思う」と、日本のファンに向けてコメントを寄せている。そして、日本でのライヴを控えたカイルについては、「音楽はどの映画にとっても重要な要素で、カイルは長年にわたって私の映画音楽に何度となく関わってくれた。また彼は才能豊かな作曲家で素晴らしいパフォーマーでもあるんだよ」と語り、その才能を手放しで賞賛。父子鷹らしさを見せていた。『ジャージー・ボーイズ』は9月27日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。