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『頭文字<イニシャル>D THE MOVIE』ジェイ・チョウ、ショーン・ユー、エディソン・チャン、鈴木杏来日記者会見

『頭文字<イニシャル>D THE MOVIE』。大歓声に包まれた新宿シネシティ広場で行われた凱旋イベント、プレミア試写会舞台挨拶に続き、8月20日には総勢8名が来日記者会見に登壇した。

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『頭文字<イニシャル>D THE MOVIE』。大歓声に包まれた新宿シネシティ広場で行われた凱旋イベント、プレミア試写会舞台挨拶に続き、8月20日には総勢8名が来日記者会見に登壇した。

記者・カメラマン500人以上、と香港映画としてはかつてない規模のマスコミを集めて開かれた来日記者会見。日本でも大ヒットした『インファナル・アフェア』シリーズ監督のアンドリュー・ラウとアラン・マック、ベテラン俳優アンソニー・ウォンとチャップマン・トウ、唯一の日本人キャストである鈴木杏、そして注目の若手俳優陣ジェイ・チョウ、ショーン・ユー、エディソン・チャンとどこをとっても注目高いスタッフ・キャストには質問が殺到した。

主人公の拓海を演じるのは、本国ではミュージシャンとして絶大な人気を誇るジェイ・チョウ。日本ではまだファン以外にはあまり知られてはないものの、現在26歳にして台湾芸能界の長者番付1位の彼はまさに中華圏を代表するスターだ。「元々僕はこの原作漫画のファンだったので、映画に参加できてとても嬉しかったです。もちろん2人の監督と共演者達と一緒に仕事が出来たという楽しみもありました。このような機会は滅多にないので、自分の音楽の仕事の方は後に回しにして頑張りました(笑)」。

「初めての香港映画なので、最初はいろいろ言葉とか撮影現場の雰囲気とか不安でした」と語るのは紅一点、しかも唯一の日本人である鈴木杏。「コミュニケーションは片言の英語、日本語、ボディランゲージとそして、やはり時には通訳の方に力を貸していただきました。それでも現場は撮影が終わる時寂しいくらい、明るく、とても楽しかったです。好きなキャラクターは、やっぱり拓海君がカッコイイなぁと思います。なつきちゃん目線も入っているかも知れないですけど」。

ラウ、マック両監督作品には『インファナル・アフェア』シリーズに引き続いての出演となるエディソン・チャン。秋には窪塚洋介共演作の公開も控え、香港のみならずアジアで活躍をマルチに広げている。「本作を通してこれだけの方々と一緒に仕事が出来たことがすごく嬉しいですし、すごく満足しています。それ以外に言う事はありません」。

ショーン・ユーもエディソン同様『インファナル・アフェア』シリーズにからの参加だ。「実は私が中学生の頃にこのコミックを読み、香港の中学生にこのコミックは大きな影響を与えてくれました。でも、まさか自分が出演できるとは思いもよりませんでした。本当に嬉しかったです」。

若手俳優に並んで、余裕と風格を見せつけていたアンソニー・ウォンとチャップマン・トウ。若手俳優陣と一緒に演技をするのはどうだったか、という質問にアンソニーは「若いもの同士すごく楽しかったです」と答え、会場を湧かせた。チャップマンもまた「若い連中と一緒に遊べて楽しかったです。そしてまた、年を取った先輩達、たとえば、アンソニー・ウォンですけど、からは色々教わりました」と負けずにコメントした。

監督のみならず製作も務めたアラン・マック。「私が一番最初に「頭文字D」と言う作品を知ったのは10年前です。もちろんその間、いろいろな監督がこの作品を撮りたいという話はありましたが、私はこの作品のテーマに魅かれました。それは、中国のいわゆる仏教映画に非常に近いものがあると思います。例えば、あるレーサーが才能を持ちながら、その才能を持っている事に目覚めていない。ただし、10年間をかけてまだ映画化していないというのは私たち2人にとって大きな挑戦でした」。

やはり本作の一番の見所は、猛スピードで展開されるレースシーンだ。撮影監督も務めたアンドリュー・ラウが一番こだわったのはこのレースの“リアリティ”だという。「もちろん今は技術が発達していますが、あえて本当にそれくらいのスピードを出してもらいました。つまりレースシーンを撮る時は、いつも死を覚悟するつもりで撮った訳です」。演じたジェイ本人は「監督が車についている機材を絶対に壊すなよというので、それに気をつけて運転するのが一番大変でした」と苦労を語った。

そのほかのキャストは撮影中に苦労について、鈴木杏は「スカートがとても短かったので、常に気をつけていなければいけなかったのが大変でした」と明かし、対してアンソニー・ウォンは「大変なことは何もなかったです。現場で、かわいい女の子が、ミニスカートをはいてウロウロしていたので楽しかったです」と彼女の発言に応えた。

またショーンは「ロケしていた所が30度以上で、僕は厚手の革ジャンを着て涼しげな顔をしなければならないところが非常に大変でした」、そしてエディソンは「僕の役は僕自身とすごい似てるので、演技で大変な事は全くなかったです。ただ撮影の時、毎日豪雨で行く所がなくて、困りました」とコメント。ちなみにその雨の日はずっとホテルにこもって、みんなでおしゃべりやテレビを見たり、お酒を飲んだりしていたそうだ。

最後まで現場の楽しい雰囲気を再現したかのような記者会見。気になる続編については「内容的には可能性十分にありますけども、しかし、技術的にはすでに今思っている技術を全て使いましたので、これからもし新しいドリフトの表現方法を思いつきましたら、是非撮りたいと思っています」とのこと。すでにアジア5ヶ国で大ヒットを記録している本作、確実に日本でもブレイクする兆しを見せている新たな才能の結集をぜひスクリーンで確かめてほしい。
《シネマカフェ編集部》
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