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『チキン・リトル』ランディ・フルマー プロデューサー 来日インタビュー

数々の人気キャラクターを送りだしてきたディズニーに、またひとり仲間が増えた。彼の名前はチキン・リトル。何をやっても失敗ばかりの小さな男の子だ。映画『チキン・リトル』はエイリアンに連れ去られた友達の救出にチキン・リトルが大活躍する、心温まるアドベンチャー・ファンタジーである。どんなにくじけても決してあきらめない根性と愛らしいルックスで、すでに大勢のファンのハートをつかんでいるチキン・リトルの魅力を、来日したランディ・フルマー プロデューサーにうかがった。

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数々の人気キャラクターを送りだしてきたディズニーに、またひとり仲間が増えた。彼の名前はチキン・リトル。何をやっても失敗ばかりの小さな男の子だ。映画『チキン・リトル』はエイリアンに連れ去られた友達の救出にチキン・リトルが大活躍する、心温まるアドベンチャー・ファンタジーである。どんなにくじけても決してあきらめない根性と愛らしいルックスで、すでに大勢のファンのハートをつかんでいるチキン・リトルの魅力を、来日したランディ・フルマー プロデューサーにうかがった。

『チキン・リトル』の物語は、マーク・ディンダル監督の思いつきから生まれた。「彼は『ラマになった王様』を完成させる前から、美しい動物たちがビューティ・コンテストに出かけている間にエイリアンが襲ってきて残された動物たちが地球を救う、という物語を考えていたんだよ。そこに英語圏では誰もが知っている"チキン・リトル"の寓話(頭上にどんぐりが落ちてきて、空が降ってきたと大騒ぎするチキンのお話)を組み合わせて、『チキン・リトル』のストーリーの原型が生まれたわけだ。さらに父と子の関係の問題や、悩むチキン・リトルにアドバイスをする友達を加え、小さいキャラクターが世界を救うというアイディアも気に入り、エイリアンを登場させたのさ。チキン・リトルは体が小さくても、勇気がある。小さな小さな彼が、地球侵略という大きな問題に立ち向かう姿は、映画を観る子供たちに"僕にも出来るかもしれない"という希望を与えると思うんだ」。

キュートな魅力いっぱいのチキン・リトルだが、彼はディズニー初の3DCGキャラクターとしても注目されている。「コンピューターを使うことによって、夢だと思っていたことが、簡単に実現できるようになった」とランディが語るように、最新技術は今までの伝統的ディズニー・アニメにないリアルなディテール表現を可能にした。「チキン・リトルの体には15万枚の羽があるんだ。その"ふんわり感"や、風が吹いた時にそれらが舞う絵はコンピューターを使ったからこそ描けたものさ。僕は18年間、ディズニー・スタジオで『ロジャー・ラビット』や『リトル・マーメイド』などの制作に関わってきたが、鉛筆でこのような表現をするには本当に時間がかかるんだよ」。

しかし、このように技術が進歩した今でも、ディズニー・アニメーションの魅力は"キャラクター"だとランディは断言する。「ストーリー以上に、キャラクターが重要なんだ。何もないところからチキン・リトルのようなキャラクターを作り上げ、そのキャラクターが私たちを泣かせたり、笑わせてくれたり、感情を動かしてくれる。これは世界でいちばん大きな魔法だと思うよ。観客はある時点でキャラクターがアニメであることを忘れ、それが"本物"になる。その瞬間こそが"ディズニー・マジック"だと思う」。

最後にチキン・リトルのいちばん好きなところを訊ねると、「創造力豊かなところ」と答えてくれた。「チキン・リトルのズボンが、道に落ちていたバブル・ガムにくっついて脱げてしまうシーンがあるが、その時、彼は新聞紙でズボンを折るんだ。誰にでもそういう経験はあるだろう(笑)」。最新CG技術とディズニー・スタッフのたっぷりの愛情によって生み出されたチキン・リトル。この"新入り"をほかのディズニー・キャラクターとともにかわいがってあげてほしい。
《シネマカフェ編集部》
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