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『イーオン・フラックス』シャーリーズ・セロン来日記者会見

オスカー女優のシャーリーズ・セロンが、新作『イーオン・フラックス』を引っさげて来日した。セロンの来日は『ミニミニ大作戦』以来3年ぶり。本年度のオスカー(日本時間6日)でプレゼンターをつとめたセロンはその翌朝には来日の途につき、自身のアカデミー賞受賞(『モンスター』)後としても初の来日となった。

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オスカー女優のシャーリーズ・セロンが、新作『イーオン・フラックス』を引っさげて来日した。セロンの来日は『ミニミニ大作戦』以来3年ぶり。本年度のオスカー(日本時間6日)でプレゼンターをつとめたセロンはその翌朝には来日の途につき、自身のアカデミー賞受賞(『モンスター』)後としても初の来日となった。

東京は5回目という彼女。日本食の中でも寿司が大好きだと言う。この日は美しいブロンドをタイトにまとめたヘアスタイルで登場したが、本作ではそれを真っ黒に染めて初の本格アクションに挑んでいる。「衣装と合わせてみたら、ブロンドはイメージと違ったの。物語にとっても重要な要素だし、ブロンドではこの役はできなかったと思います。実際に黒くしてみて初めて戦士としての自覚が芽生えたわ。私は飽きっぽいから髪の色を変えるのは大好きよ!」。

彼女にとってかつてないアクションへの挑戦ということもあり、肉体の改善にはかなりのトレーニングを積んだという。「一日5〜6時間、一週間に6日、マーシャルアーツなどあらゆる武道を練習しました」。また、作品ごとに新しい顔を見せてくれるのも彼女の魅力のひとつである。「すべての役はそれぞれに違います。違う役に入り込むのが仕事なので、それが俳優という職業の中心です」。

『モンスター』のパティ・ジェンキンス、『スタンドアップ』のニキ・カーロと女性監督との仕事が続いているセロンだが、本作の監督カリン・クサマも女性だ。「意図的に選んでいたわけではないの。私はただ素晴らしい監督と仕事がしたいと思っていただけで、彼らがスカートでもパンツでも関係ないわ。クサマの映画はキャラクター重視で、そうした作品を選ぶようにはしています。今回は私にとってもクサマにとっても初めてのことだらけで恐怖もあったけど、二人で未知の世界を探求していきました」。

コミックが原作の本作では黒いボディスーツなどセクシーな衣装でスクリーンの中を駆けめぐる。「この役がグラマラスかどうかは考えたことがないわ。テーマやキャラクター、ストーリーに惹かれるかどうかが作品を選ぶ基準です。今回演じたイーオンは自分の置かれている状況に疑問を持ち、自分で考えて行動するところが自分と似ています。もっとも、私は自由のためにイーオンほどはできないと思うけど(笑)。役=私ではないので、そのキャラクターとしてどう行動するかを考えるのは俳優として常に意識していかなければならないことです」。

「イーオンの演技はいかに言葉(セリフ)を使わずに身体で表現するかという実験でもありました。12年間やっていたバレエのおかげで身体でストーリーを語る魅力を知ったのでその原点に立ちかえったという感じです。肉体的にはきついこともあって、次の日に撮影の始まる日曜日は毎週つらかったけど、やはり体を動かす楽しみもありました」。

日本の建築物などが好きだというセロンは、いずれは日本でロケする映画を作りたいと言う。また、女性ならば誰もが知りたい美の秘訣については「幸福を信じていれば心が穏やかになって美しくなれるわ。でもあまり幸せでないときは、そうね…あそこにいる彼らのお世話になります!」と会場の隅にスタンバイしていたメイクアップアーティストやスタイリストを指した。これでアクション女優としての地位も獲得したシャーリーズ・セロン。彼女が次に目指すのはどんな役なのか今から楽しみだ。
《シネマカフェ編集部》

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