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『UDON』レビュー

一体、どれだけの観客がこの映画を観終わった後にうどん屋へ駆け込むことだろう。劇中に登場するメニューにそそられることはよくあるけれど、「何が何でも食べたい!」という衝動に駆られ即実行というのは珍しい。まさに、うどんに取り付かれてしまう映画なのだ。

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一体、どれだけの観客がこの映画を観終わった後にうどん屋へ駆け込むことだろう。劇中に登場するメニューにそそられることはよくあるけれど、「何が何でも食べたい!」という衝動に駆られ即実行というのは珍しい。まさに、うどんに取り付かれてしまう映画なのだ。

舞台はさぬきうどんの聖地、香川県。アメリカでコメディアンになるという夢破れ故郷に逃げ帰ってきたうどん屋の息子、香助(ユースケ・サンタマリア)が地元にうどんブームを巻き起こすという物語。たかがうどん、されどうどん。シンプルなのにディープなうどんがこれでもかとばかりに登場し、香助や地元タウン誌の編集部の食いっぷりがこれまたすごい! そして、「ああ、ブームってこうやって生まれるんだ……」と、エンターテイメントでありながらもドキュメンタリーに近い感動を味わえるのは、本広克之監督が3年以上かけて香川県のうどん屋を巡り、そこで得た実話をもとに創っていることにある。

また、『踊る大捜査線』をはじめとする本広監督作品ならではのサプライズ・ゲストがあちこちに出現するのもみどころ。映画『UDON』を100%消化するには一瞬たりとも気を抜かず、134分集中して観ないとならないのだ! くれぐれも満腹状態では観ないように(笑)。


©2006 フジテレビ ROBOT 東宝
《text:Rie Shintani》
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