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【カンヌ映画祭レポートvol.19】60周年記念企画作品はかなりおもしろい!

昨夜が長丁場だったから、今朝はかなりキツ〜。今回、合宿生活を送っている友達のライターとともに身体の重〜い朝を迎えたわ(なんで合宿かっていうと、この時期のカンヌは宿代が高騰して、1泊最低3万は下らないのよ。だから、アパートを借りてシェアするのが賢い方法)。

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記者会見での北野監督 photo:Kazuko Wakayama
記者会見での北野監督 photo:Kazuko Wakayama
  • 記者会見での北野監督 photo:Kazuko Wakayama
昨夜が長丁場だったから、今朝はかなりキツ〜。今回、合宿生活を送っている友達のライターとともに身体の重〜い朝を迎えたわ(なんで合宿かっていうと、この時期のカンヌは宿代が高騰して、1泊最低3万は下らないのよ。だから、アパートを借りてシェアするのが賢い方法)。

そんな与太話はともかく、今朝は重要な作品が試写されることになってたの。それは『Chacun son cinema』。英語タイトルは『To each his own cinema』。カンヌ国際映画祭60周年を記念して、世界を代表する映画監督33組35人が、おのおの3分間の短編を持ち寄ったという短編集なの。これは、シネマカフェ・スタッフのT嬢が相当気にしているみたいだけど、Tさん、正しいわよ! これ、かなりおもろい!

テーマは「映画と人」。舞台は「映画館」という縛りがあるんだけど、それぞれに考え方の違いが出てて見ごたえある上に、1本3分だから飽きないのよ。この作品、日本からは北野武監督が唯一参加。彼の作品は「素晴らしい休日」ってタイトルで、映写技師に扮したたけしさんと、映画を観に来た農夫のショートコメディだったわ。なんと、最初から2本目でいきなり登場。満席の試写会場がドッカンドッカンうけてたわ。

記者会見ではアジアのプレスからたけし監督に質問が。「初めて観た映画は?」という問いに「中学生のときに兄貴と一緒に観に行った『鉄道員』。ただ、帰り道に悪いのにつかまって金をふんだくられたおかげで、今でも『鉄道員』と聞くと寂しい気持ちになる」とコメント。世界中の巨匠も含めて記者も爆笑よ。さすが大物。芸人魂もすてき!!

明日は日本人プレス向けにたけし監督の囲み取材があるから、その様子は明日またね。



© Kazuko Wakayam

cinemacafe.net WORLD TOUR 第60回カンヌ映画祭レポートはこちら! 
http://www.cinemacafe.net/fes/cannes2007/
《text:Masamichi Yoshihiro》
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