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ドラマ版「セカチュー」の平川監督が映画に初挑戦『そのときは彼によろしく』

『いま、会いにゆきます』、『恋愛寫眞 Collage of Our Life』の原作者、市川拓司のベストセラー、「そのときは彼によろしく」。13年前に共に過ごした初恋の相手に運命的に巡り会った2人の切ないラブストーリーが、山田孝之、長澤まさみ、塚本高史という、今旬の若手俳優たちによって、みずみずしくスクリーンに描かれている。本作で映画監督デビューを果たした平川雄一朗監督に話を聞いた。

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『そのときは彼によろしく』平川雄一朗監督
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『いま、会いにゆきます』、『恋愛寫眞 Collage of Our Life』の原作者、市川拓司のベストセラー、「そのときは彼によろしく」。13年前に共に過ごした初恋の相手に運命的に巡り会った2人の切ないラブストーリーが、山田孝之、長澤まさみ、塚本高史という、今旬の若手俳優たちによって、みずみずしくスクリーンに描かれている。本作で映画監督デビューを果たした平川雄一朗監督に話を聞いた。

「世界の中心で愛をさけぶ」をはじめ、「白夜行」、「セーラー服と機関銃」など、彼が携わってきたドラマは、常に高い評価を得ている。その彼がなぜ、映画を選んだのだろうか。
『いま、会いにゆきます』の原作が大好きだったんです。某テレビ局で仕事をしている時、旧知のプロデューサーに、『この小説をドラマ化できないか』って話をしていました。内容がファンタジーだったので、2時間ドラマで作れるんじゃないかと思い、話をしていたら、その隣で、もう既に映画化の具体的な話が進んでいて、実現できなかったんです。そんなことがあって、今回、同じ原作者・市川拓司さんの『そのときは彼によろしく』映画化を監督してほしいと映画プロデューサーからお話をいただいた時は、正直、嬉しかったですし、光栄だと思いました」。

映画とドラマ、同じ映像作品ではあるが、やはり見る側にとっては違うもの。その違いを監督はどう捉えているのだろうか。
「映画ってやっぱり、チャンネルを変えられる恐怖がないですよね(笑)。まだ、この 『そのときは彼によろしく』も公開前なのでどうなるか分からないですけどやっぱりテレビとは違う表現だと思うんです。制作側の僕らからすると、テレビだとお客さんが見えないんですよ。確かに視聴率というものがありますけど、結構見えないんです。数字が悪くても周りにはそのドラマを見ている人がたくさんいたりする。でも映画は、お客さんがわざわざ劇場へ足を運んでくれる。作品に正面から向き合ってくれる。多分ドラマだと何かしながら見ている人もいるだろうし。表現するという意味で、いろんな人に感動してもらいたい、感じてもらいたいと思うので、映画というメディアは、そこにちゃんと筋があるな、と思うんです」。

「また映画を作りたい」という平川監督。次はどんな作品になるだろうか? やはり切ないラブストーリー?
「基本的に青春ラブストーリーが大好きなんですよ。あとはヒューマン・ドラマですね。この映画もラブストーリーだけじゃないんですよ、実は。親子の愛や友情などもちゃんと描きました。そこは大事にしていきたいと思うんです。アクションやサスペンスとか、そういう派手な映画も良いですけど、やっぱり得意なものや、自分がやりたいと思う作品を作っていきたいと思います」。

そんな監督に、本作で最も力の入ったシーンを教えてもらった。
「力を入れたというか、思い入れが強いのはラストシーンですね。ラストシーンがこの映画にとって一番大事だと、台本段階からずっと思っていましたし、編集を終えて、最終的に音楽を入れた後、さらに編集をし直したのがラストシーンです。映画を観終わった時に、一番感じてほしいことが最後のシーンに含まれていると思います。僕が原作を読んで、非常に共感した部分でもありました」。

本作について平川監督は「最初はどうなることかと思いましたけど、僕らしい作品になった」と言う。今後きっと映画界で引っ張りだこになるに違いない。
《シネマカフェ編集部》

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