※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

“ローテンションボーイ”クドカン、京に行かずに「るるぶ」で舞妓ムービー書く

クドカンこと宮藤官九郎のオリジナル脚本に、同じく「大人計画」の超個性派俳優・阿部サダヲが映画初主演、さらには柴咲コウが舞妓に変身などなど、見どころ満載のハイテンション・ムービーとして公開前から話題を呼んでいた『舞妓Haaaan!!!』が6月16日(土)、ついに初日を迎えた。公開劇場の日劇2では、この日を待ちわびた熱狂的なファンを前に、阿部サダヲ、宮藤官九郎に柴咲コウの3人に加え、共演の堤真一、小出早織、水田伸生監督による舞台挨拶が行われた。

最新ニュース レポート
注目記事
大歓声の中で行われた『舞妓Haaaan!!!』初日舞台挨拶
大歓声の中で行われた『舞妓Haaaan!!!』初日舞台挨拶
  • 大歓声の中で行われた『舞妓Haaaan!!!』初日舞台挨拶
  • 劇中と色違いの着物姿でキメた柴咲コウにも「コウちゃん!」と大声援が
  • 最後はハイテンションで押し切った阿部サダヲ
クドカンこと宮藤官九郎のオリジナル脚本に、同じく「大人計画」の超個性派俳優・阿部サダヲが映画初主演、さらには柴咲コウが舞妓に変身などなど、見どころ満載のハイテンション・ムービーとして公開前から話題を呼んでいた『舞妓Haaaan!!!』が6月16日(土)、ついに初日を迎えた。公開劇場の日劇2では、この日を待ちわびた熱狂的なファンを前に、阿部サダヲ、宮藤官九郎に柴咲コウの3人に加え、共演の堤真一、小出早織、水田伸生監督による舞台挨拶が行われた。

柴咲さんは劇中で植木等さんとの場面で着たものと色ちがいの着物で登場。「今日は舞台挨拶ということで『まだ若いんだぞ!』ってアピールのために着てきました(笑)。共演者のみなさんが個性の強い方ばかりなので、髪型も気合入れてきました」と笑顔を見せた。本作について「気楽に、そしてまじめに撮影できました。見る方も気楽に楽しんでいただけたら嬉しいです」と語ってくれた。

阿部さん演じる主人公・公彦に負けず劣らずの強烈なキャラクター・内藤を演じた堤さんは「こんな映画なんで、『何か言え』と言われても言葉が出てこないです(笑)」。司会者の「内藤役は堤さんの地に近いですか?」という問いには「あんな奴はいません!!」とピシャリ。さらに柴咲さんの着物にちょっかいをかける阿部さんや監督のボケに次々とツッコミを入れて場内の笑いを誘っていた。

小出さんは「本編ではほとんど白塗りやったんで『こいつ誰やろ?』て思てはるかも知れないけど、こんな顔してます。今日はおおきに」と笑顔で挨拶。生粋の京の女の柔らかく、美しい口調に会場からは溜め息がもれた。

作品を観たばかりの観客に阿部さんは「おもしろかったですか?」。すると客席からは割れんばかりの拍手に「感動した!」との声も。阿部さんは嬉しそうに「ありがとうございます」と応えた。宮藤さんらと組む「グループ魂」に柴咲さんを加えての主題歌「お・ま・えローテンションガール」も好評だが「やりすぎじゃないかって思います」と照れくさそう。と、このあたりまでは初主演作の初日とあってか、やや緊張した面持ちの阿部さん。映画でのハイテンションぶりは鳴りをひそめていたが、大歓声に引っ張られて徐々にヒートアップ。

「この映画のタイトル、覚えやすくて口に出しやすいです。昨日『おもいっきりテレビ』に出たら収録後、みのさんが廊下を『舞妓はんっ!!』、『舞妓はんっ!!』って言いながら歩いてました。みなさんも帰りの電車で『舞妓はんっ!!』、『舞妓はんっ!!』と口ずさんでください(笑)」と呼びかけると会場は笑いに包まれた。

この舞台挨拶で俳優陣に負けない声援を集めていた宮藤さんだが、本人はいつも通り(?)に、主題歌とは真逆のローテンションボーイっぷり。「ガイドブックやネットを参考に書きました。京都には行ってません。木更津にも行ってないんですが…すいません…」と温度低めの告白に場内は爆笑。水田監督は「(本作が遺作となった)植木等さんから阿部さんに、植木さんの友達の青島幸男さんから宮藤さんにバトンが渡されたのでは」と故人を偲び、次世代への期待を口にした。これには宮藤さんは「最後は都知事ですね」。すると監督は「『いじわるばあさん』やるときは僕に撮らせてください!」。クドカン版「いじわるばあさん」も楽しみ? 挨拶の最後にはCM用の撮影が。ここに至って劇中並みのありえないテンションを取り戻した阿部さんの「せーのっ!!」というかけ声に観客が「大ヒットどす!!」と応え大盛況のうちに舞台挨拶は幕を閉じた。

『舞妓Haaaan!!!』は全国東宝系にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top