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浅野忠信ら豪華キャストが総集結 『サッド ヴァケイション』がヴェネチアへ出品決定

九州の田舎町を舞台に、バスジャック事件で深い傷を負った被害者たちの心の崩壊、そして再生への旅を描いた『EUREKA ユリイカ』('00)でカンヌ映画祭において高い評価を受けた青山真治監督。続く2作もカンヌに正式出品され、すっかり国際舞台の常連となった監督の待望の最新作『サッド ヴァケイション』が、本年度のヴェネチア国際映画祭の<オリゾンティ部門>に正式出品され、そのオープニング作品として8月31日(金)に上映されることが決定した。

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『サッド ヴァケイション』 -(C) 間宮運送組合 2007
『サッド ヴァケイション』 -(C) 間宮運送組合 2007
  • 『サッド ヴァケイション』 -(C) 間宮運送組合 2007
九州の田舎町を舞台に、バスジャック事件で深い傷を負った被害者たちの心の崩壊、そして再生への旅を描いた『EUREKA ユリイカ』('00)でカンヌ映画祭において高い評価を受けた青山真治監督。続く2作もカンヌに正式出品され、すっかり国際舞台の常連となった監督の待望の最新作『サッド ヴァケイション』が、本年度のヴェネチア国際映画祭の<オリゾンティ部門>に正式出品され、そのオープニング作品として8月31日(金)に上映されることが決定した。

鮮烈な印象を放ったデビュー作『Helpless』から11年。構想に10年をかけ、再び故郷・北九州で前編オールロケを敢行した監督の渾身の一作である『サッド ヴァケイション』は、かつて母親だった女と、母への復讐を胸に秘めたかつての息子、運命の再会を果たした2人の奇妙な共同生活を通して、運命に翻弄される男たちと彼らを包み込んでしまう女たちの姿が描かれる。主演は『Helpless』で演じた健次役として戻ってきた浅野忠信、母親役に石田えり、そして宮崎あおい、オダギリジョーら豪華キャストを迎えて、明快かつ爽快感あふれる世界観を切り拓いた。

今年で64回目を迎える世界最古の国際映画祭であるヴェネチア映画祭では、過去に是枝裕和監督の『幻の光』や北野武監督の『HANA−BI』など数多くの日本の才能が見出されてきたが、『サッド ヴァケイション』は映画祭のディレクターであるマルコ・ミューラー氏たってのオファーによる出品ということで大きな注目を集めている。上映に合わせて監督ほか浅野忠信、石田えり、宮崎あおい、オダギリジョー、光石研、高良健吾、板谷由夏とほぼフルキャストが現地入りする予定。いまの日本映画界を代表する俳優陣が一同に会する、またとない貴重な晴れ舞台となる。

この喜ばしい決定に「楽しみです! 海外の人も観て理解してくれたということは本当に嬉しいです。反応が日本と違うところが“ツボ”なので、そういう現地の反応を見てみたいし、直接話してみたいです」と胸を膨らませている浅野さん。自身も縁の深いこのヴェネチアの地で、コントロコレンテ部門で主演男優賞に輝いた前作『インビジブル・ウェーブ』に続く賞の獲得なるか? 『サッド ヴァケイション』は9月よりシネマライズほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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