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ネス湖のネッシーの秘密? 孤独な少年と伝説の生き物の友情『ウォーター・ホース』

ネス湖伝説から発想を得た、ディック・キング=スミスのベストセラー小説を映画化。スコットランドのネス湖で撮られたという、奇妙な生き物の写真に隠された秘話とは? 大胆なイマジネーションと共に、孤独な少年と伝説の生き物“ウォーター・ホース”が繰り広げる物語を描き出している。

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『ウォーター・ホース』
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  • 『ウォーター・ホース』 (C)- 2007 Sony Pictures Entertainment(J)Inc.All Rights Reserved.
ネス湖伝説から発想を得た、ディック・キング=スミスのベストセラー小説を映画化。スコットランドのネス湖で撮られたという、奇妙な生き物の写真に隠された秘話とは? 大胆なイマジネーションと共に、孤独な少年と伝説の生き物“ウォーター・ホース”が繰り広げる物語を描き出している。

第二次世界大戦下のスコットランド。出征した父親の帰りを待ちわびる少年・アンガスは、ネス湖で青く光る不思議な卵を発見。こっそりと持ち帰った彼は、いままでに見たことのない生き物の誕生を目撃する。クルーソーと名づけた生き物は、アンガスとたちまち仲良しに。そんな中、アンガスが母や姉と共に暮らす屋敷には、宿舎を求めるイギリス軍将校たちが出入りするようになるが…。

ウォーター・ホースに対し、ピュアな愛情を注ぐ主人公を『ミリオンズ』の天才子役、アレックス・エテルが好演。ウルウルした瞳の中に繊細さと芯の強さを混在させながら、子供の純真さを目いっぱい表現する。特殊効果チームが手がけたウォーター・ホースのクルーソーも、つぶらな瞳と愛嬌あふれる動きで応戦。ほのぼのとした彼らにしばし和まされる。

戦争の波と大人たちの荒んだ心が彼らの友情に危機をもたらす後半は、スペクタクル映画の様相を呈していてハラハラドキドキ。大胆な発想と温かみのあるタッチ、さらにはスリリングなクライマックスに、図らずも心を揺さぶられる一作だ。

《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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