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「ドリカム」中村正人が明かす映画『ONE PIECE』主題歌誕生

海賊王を目指すルフィとその仲間たちの活躍を描いた人気漫画「ONE PIECE」。幅広い層の支持を得て、発行部数は累計で1億4千万部に迫る。その劇場版アニメーションの第9弾で描かれるのは、連載時からファンの間で特に高い人気を誇るエピソード“冬島・ドラム編”。原作に新たなストーリー、キャラクターを加え『ワンピース エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』として現在公開されている。本作では、原作者・尾田栄一郎の直々のオファーによって「DREAMS COME TRUE(以下「ドリカム」)」が主題歌を担当するという、ファンにとっては夢のようなコラボレーションが実現。ドリカムの中村正人に本作の魅力、そして主題歌「またね」誕生について話を聞いた。

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  • DREAMS COME TRUE  「またね featuring ルフィ,ゾロ,ナミ,ウソップ,サンジ,チョッパー,ロビン,フランキー,ヒルルク,くれは」 -(C) 尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション (C) 『2008ワンピース」製作委員会
海賊王を目指すルフィとその仲間たちの活躍を描いた人気漫画「ONE PIECE」。幅広い層の支持を得て、発行部数は累計で1億4千万部に迫る。その劇場版アニメーションの第9弾で描かれるのは、連載時からファンの間で特に高い人気を誇るエピソード“冬島・ドラム編”。原作に新たなストーリー、キャラクターを加え『ワンピース エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』として現在公開されている。本作では、原作者・尾田栄一郎の直々のオファーによって「DREAMS COME TRUE(以下「ドリカム」)」が主題歌を担当するという、ファンにとっては夢のようなコラボレーションが実現。ドリカムの中村正人に本作の魅力、そして主題歌「またね」誕生について話を聞いた。

以前から原作の大ファンだという中村さんは、その魅力を「“出会いと別れ”という、人生そのものを描いているところ」と説明する。同時にそれは主題歌「またね」のテーマでもある。
「ここで歌われるのは、ルフィたちが繰り返す出会いと別れであり、逆にルフィたちを見送る人々にとっての出会いと別れです。吉田(美和 ※作詩・作曲)が書いたこの詩を初めて読んだときは泣けました。別れて初めて実感させられる、その人の大切さだったり、“さよなら”と上手く言えない気持ちが詰まってます。見送る側の視点で描かれているようで、見送られる側の心も見えてくる詩なんです」。

そして、このシングルCDのジャケットのデザインは、中村さんの希望が叶い、尾田氏本人が書き下ろしている(写真左下)。ここで描かれている情景もまた、中村さんが思い描いていた曲のイメージとピッタリ重なった。
「ダメモトで、尾田っち(※“先生”と呼ばれるのが嫌いな尾田氏から『こう呼んで』と言われたとのこと)に無謀なお願いをしてみたんですが、快く引き受けてくださいました。別れが決まったメンバーが、最後に集合写真を撮ってるようにも見えますし、あるいは旅立っていく主人公が仲間の写真を撮ってるようにも見えますね。全員の笑顔がすごくいいんです。僕自身は“おいしいな”と思ってます。チョッパーにつねられるやつなんて、なかなかいませんからね(笑)。(尾田さんに)何も言ってないのに全員が、吉田のオリジナル・ブランドである“what mee mee wants”のネクタイを締めていたり、ディテールにも凝って描いてくださいました。改めて、尾田っちは天才です!」

曲作りのプロセスを通して、中村さんと吉田さんには“この曲は、ドリカムにとって重要な曲になる”という予感があったという。
「いつもは僕と吉田で『どっちが(曲を)書く?』という感じで始めるんですが、今回はオファーが来たその日のうちに吉田が『頭の中で曲が出来始めてる!』って電話してきたんです。詩が『“またね、またね”って鳴り響いてる』と。普段あまりないことなので驚きましたね。“奇跡の桜”が咲き始めたな、と(笑)。それから僕がアレンジに取りかかりました。最初、僕の感覚ではヒップホップな感じがしたんですが、アレンジしたものを吉田に聴かせたら『そうじゃない』と却下されまして…。そのとき彼女から、『何度でも』という僕らにとって非常に重要な位置を占める曲に匹敵する作品になりそうだ、という話をされて、いい意味ですごくショックを受けました。そこで、吉田の頭の中で響いているという、ロックテイストで重厚な感じに作り直して、ようやく完成したんです」。

さらに中村さんは「“名曲”と称されるものは、そのほとんどが映画やドラマの曲」と前置きした上で、“主題歌”への強い思いを明かしてくれた。
「僕らはこれまでも、映画やドラマの曲を作る上で、一度として主題歌以外のものとして書いたことはありません。例えば昨年『ア・イ・シ・テ・ルのサイン 〜わたしたちの未来予想図〜』という曲をリリースしましたが、あれは『未来予想図』、『未来予想図II』という曲の続編ではなく、あくまでも独立した映画『未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜』の主題歌なんです。吉田はあの曲を作る上で、『映画の脚本から主人公たちの人生をのぞきに行った』と言ってました。彼女の頭の中には、これまで手がけた200曲近くの主人公たちが生きているらしくて、主人公たちの人生を“詩”として書き下ろすことが彼女にとっての作詩なんです。今回の『またね』も、一般的な事柄を書いてるわけではなく、あくまでもルフィや麦わら一味の出会いと別れを書いています。僕らとしては、みなさんの大好きなアニメの主題歌として広がってくれればいいと思ってますし、『あの主題歌は誰が歌ってるの?』という受け止められ方でかまわないんです。決して無理してるわけではなく、映画の一つのパートとして、映像とともに僕らの曲が愛されれば、すごく名誉なことですし、本当に嬉しいです」。

春は出会いと別れのシーズン。ルフィたちの船出に対してだけでなく、映画を観る一人一人の胸に、熱い想いのこもった“またね”がきっと染み渡るはずだ。

DREAMS COME TRUE
http://www.dctgarden.com/index2.html
「またね featuring ルフィ,ゾロ,ナミ,ウソップ,サンジ,チョッパー,ロビン,フランキー,ヒルルク,くれは」
発売元:DCT records NAYUTAWAVE RECORDS
販売元:ユニバーサル ミュージック
価格:980円(税込)
発売中
《シネマカフェ編集部》

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