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黒田知永子に旅のすすめ?『ジェイン・オースティンの読書会』“恋愛講座”イベント

いま、アメリカで大流行している、食事やお酒を楽しみながら本について語り合う“読書会”。そんなブームを背景に、作家ジェイン・オースティンの作品の読書会に集まった仲間たちのそれぞれの人生模様を描いた『ジェイン・オースティンの読書会』が公開中。4月28日(月)、本作の公開を記念して「幸せ見つかる“恋愛講座”」と題したトークイベントが開催され、モデルの黒田知永子と、精神科医の名越康文が登場した。

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『ジェイン・オースティンの読書会』公開記念“恋愛講座”に出席した黒田知永子と精神科医の名越康文。
『ジェイン・オースティンの読書会』公開記念“恋愛講座”に出席した黒田知永子と精神科医の名越康文。
  • 『ジェイン・オースティンの読書会』公開記念“恋愛講座”に出席した黒田知永子と精神科医の名越康文。
  • 『ジェイン・オースティンの読書会』 -(C) 2007 Sony Pictures Entertainment(J)Inc.All Rights Reserved.
  • 『ジェイン・オースティンの読書会』公開記念“恋愛講座”にて 黒田知永子
いま、アメリカで大流行している、食事やお酒を楽しみながら本について語り合う“読書会”。そんなブームを背景に、作家ジェイン・オースティンの作品の読書会に集まった仲間たちのそれぞれの人生模様を描いた『ジェイン・オースティンの読書会』が公開中。4月28日(月)、本作の公開を記念して「幸せ見つかる“恋愛講座”」と題したトークイベントが開催され、モデルの黒田知永子と、精神科医の名越康文が登場した。

黒田さんは名越先生を前に「先生は占い師みたいで、どんなこと言われるのかとドキドキです」と緊張気味。映画については「これまで、オースティンの作品を読んだことはなかったのですが、映画を観て読みたくなりました。読書会を通じてそれぞれの心の内とその変化が見えるのですが、自分に置き換えられる部分が多かったです」と感想を語った。ちなみに黒田さんは6人の読書会参加者の中で、エネルギッシュで魅力にあふれているものの恋には不器用なジョスリンと、才色兼備だがちょっぴり精神的に不安定なプルーディーの2人に興味を持ったとのこと。早速、名越先生に、恋愛に即しての2人の精神分析をしてもらった。名越先生によると「ジョスリンは、心理学用語で言うところの“コントローラー”。対人関係に長けていて自負心も強い。でもこれまで完璧だった分、自分のコントロールを失ってしまうような状況に対してはとてもおっくうで、内向的な一面を持っています。この内向的な一面がもろに不安定な形で出ているのがプルーディー。誰か、大きな力のある人に、閉ざしている自分の心を開けてほしいと思っているんです」とのこと。黒田さんは「興味があるというだけで私がそうではないですよ」と笑いつつ「こうした二面性があるからこそ、楽しいのかな、と思います」とコメント。

名越先生は、続いてほかのメンバーの精神も分析。「シルヴィアは、愛情深く包容力がある一方で心配症。アレグラは、いまだ思春期にいるようで、人格形成がなされていない女性。バーナデットは、おそらく若い頃、恋に対しものすごく執着心があったのだと思います。ひどい恋を何度もしたことで、全てを受け入れるようになった。たった一つの理想を求めているからこそ、何度も同じような恋愛を繰り返すのでしょう。グリッグは、失敗を怖がってるんですが、うまく乗せればものすごいロマンチストになる。アップダウンの激しいタイプです」。会場に詰めかけた女性たちは、熱心に耳を傾けながら、思い思いにうなずいていた。

続いて、トークは恋愛における男と女の距離感、関係性に。黒田さんは「相手を好き過ぎて、思っていることが言えなかったり、相手に合わせてしまう、というパターンもありがちですよね。でも、思っていることを自由に言い合える人と付き合うのがいいと思います。会話のキャッチボールがあることが楽しいです」とコメント。名越先生はこの言葉に頷きつつ「恋愛において、2人の関係は決してイーヴンではなく、どちらかが相手に負い目を感じたり、優位に立っていたりするもの。でも、その関係性の中で2人が“綱引き”をできる、ということが恋愛の成立には必要なんです」と説明した。さらに先生はオースティンの本に触れ「オースティンの本では、恋愛が成就するまでにお互いがいろいろと吟味を重ねるんです。すると、2人が結ばれるときには、互いの全てを分かち合ってるわけです。でも、日本の恋愛ハウツー本なんかには、『とにかく相手をオトせ!!』みたいなことが書いてある(笑)。だから付き合ってから『こんなはずじゃなかった!』なんてことになるんですよ」と観客に向けてアドバイスを贈ってくれた。

この日は、会場から受け付けた質問や悩みに黒田さんが答える時間も設けられ、観客は熱心な表情で黒田さんのアドバイスに聞き入っていた。イベントの最後に黒田さんは「実は先ほど楽屋で、先生に突然『君は旅に出た方が輝くよ!』って言われたんですよ」と明かし、「まだその理由を聞いてないんで、後でじっくり説明していただこうと思います」と笑顔で締めくくった。

『ジェイン・オースティンの読書会』はBunkamuraル・シネマほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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