没後10年を経たいまでも高い人気を誇る藤沢周平の時代小説。中でも珠玉の名作と名高い短編「山桜」(新潮文庫「時雨みち」に所収)が映画化され、5月31日(土)に初日を迎えた。江戸後期の庄内・海坂藩を舞台に、嫁ぎ先になじめず辛い思いをしている女性・野江と、正義感と誠実さにあふれる武士・手塚弥一郎がたどる“幸せへのまわり道”を描いた『山桜』の初日舞台挨拶が行われ、野江役の田中麗奈、弥一郎役の東山紀之、そして篠原哲雄監督が登壇した。
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