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時代劇初挑戦の田中麗奈とおやじギャグに翻弄された(?)東山紀之の『山桜』舞台挨拶

没後10年を経たいまでも高い人気を誇る藤沢周平の時代小説。中でも珠玉の名作と名高い短編「山桜」(新潮文庫「時雨みち」に所収)が映画化され、5月31日(土)に初日を迎えた。江戸後期の庄内・海坂藩を舞台に、嫁ぎ先になじめず辛い思いをしている女性・野江と、正義感と誠実さにあふれる武士・手塚弥一郎がたどる“幸せへのまわり道”を描いた『山桜』の初日舞台挨拶が行われ、野江役の田中麗奈、弥一郎役の東山紀之、そして篠原哲雄監督が登壇した。

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『山桜』初日舞台挨拶にて田中麗奈と篠原哲雄監督
『山桜』初日舞台挨拶にて田中麗奈と篠原哲雄監督
  • 『山桜』初日舞台挨拶にて田中麗奈と篠原哲雄監督
没後10年を経たいまでも高い人気を誇る藤沢周平の時代小説。中でも珠玉の名作と名高い短編「山桜」(新潮文庫「時雨みち」に所収)が映画化され、5月31日(土)に初日を迎えた。江戸後期の庄内・海坂藩を舞台に、嫁ぎ先になじめず辛い思いをしている女性・野江と、正義感と誠実さにあふれる武士・手塚弥一郎がたどる“幸せへのまわり道”を描いた『山桜』の初日舞台挨拶が行われ、野江役の田中麗奈、弥一郎役の東山紀之、そして篠原哲雄監督が登壇した。

時代劇初主演となった田中さんは「以前から時代劇への憧れもあり、挑戦してみたいと思っていたので、その夢が叶いました。思えば思うほど、この作品の深みを感じ、また、本作のような、人生のまわり道という深いテーマを持つ作品に携われたことを光栄に思っています」と、いまの率直な気持ちを語った。「以前から茶道と着物の着付けなどお稽古でやってきたんですが、撮影の現場では、演じていく中で新たにわいてきた感情と、時代劇の所作との折り合いを付けるのが難しかったです」と、やはり初挑戦だけに苦労したようだ。

対して東山さんはこれまでにもドラマや舞台で何度も経験し、時代劇は板に付いている。「『山桜』の台本を読んだときに、手塚弥一郎の生き様みたいなものに、非常に共感しました。僕の生き様にも影響を与える役なのではないかと思いましたし、参加できて幸せです」と、作品への共感を口にした。そんな東山さんは殺陣のシーンが印象に残っているそうだ。「立ち回りのシーンを作っていただいたんです。(諏訪を演じた)村井国夫さんを倒すんですが、村井さんのダジャレとも戦いながら(笑)、あのシーンを作り上げたことが印象に残っています」とのこと。「ヒガシは本当に東から来たの?」という突っ込みようのないシャレに東山さんも「自分のボキャブラリーのなさにビックリしたのを覚えています」。

田中さん同様、篠原監督にとっても時代劇の演出は初めてだそう。「藤沢文学は、時代劇ではあるんですけど、現代的なテーマに通じることをすごく濃密に語ってくださっているんです。だから、時代劇ではあるけど“現代に通じる何か”にこだわりました。ただ、実際問題、場所も限られてますし、俳優さんが着物を着て、カツラをかぶってという状況だけでも、普段と全然違うことなので、そういう制約の中で、いかにして良いものを作るかを考えつつ、スタッフみんなで楽しみながら一生懸命作りました」と作品に対しての思いはこれまでの作品と同じ、むしろ、それ以上のものが感じられた。

『山桜』はテアトルタイムズスクエアほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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