「24」を上回る強敵? キーファー・サザーランドが“鏡”の恐怖に奮闘『ミラーズ』
ジャック・バウアーことキーファー・サザーランドが、「24」の撮影オフに主演したサスペンス・ホラー。ユ・ジテ主演の韓国映画『Mirror 鏡の中』('03)を、『ハイテンション』('03)、『ヒルズ・ハブ・アイズ』('06)などの血みどろ描写で脚光を浴びたフランス人監督、アレクサンドル・アジャがハリウッド映画としてリメイクしている。
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キーファーが演じるのは、同僚を誤って射殺した過去に苛まれる元刑事・ベン。アルコールに溺れ、愛する妻や子供たちとも離れて暮らすことになってしまった彼は、人生を立て直す第一歩として夜警の仕事を始める。しかし、勤務先は火事で大勢の死者を出した巨大デパートの廃墟。不気味な空気が充満する建物内に大きな鏡を見つけたベンは、その日から恐るべき怪奇現象に見舞われ始める…。
鏡をモチーフにアレクサンドル・アジャらしい恐怖描写が連続し、息つく暇を与えない。やがて、ベンによって理由が解明されていく怪奇現象は彼の愛する者たちさえも襲い、その容赦ない展開が一層の緊迫感をもたらす。それと並行し、一度は人生を捨てたベンと妻や子供たちのすれ違った心のドラマも展開。現実的ではない怪奇現象の恐怖を信じてもらえないホラー映画の主人公像と家族の理解を失った男の姿が相まって、観る者を切なくさせる。そういえば、ジャック・バウアーも孤軍奮闘することがしばしばだが…。「24」“番外編”的味わいも。