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ハワイの優しい風景に見つける、ごくごくシンプルなしあわせ『ホノカアボーイ』

恋に破れ、大学を休学したレオは、かつて訪れたハワイ島の小さな町・ホノカアへ。映画館を経営する食いしん坊の女主人や87歳にしてエロ心を忘れない日系のおじいさん、さらには毎日お手製のごはんを作ってくれる老婦人に囲まれながら、彼は日々の暮らしを満喫する。

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『ホノカアボーイ』 -(C) 2009 フジテレビジョン/電通/ROBOT
『ホノカアボーイ』 -(C) 2009 フジテレビジョン/電通/ROBOT
  • 『ホノカアボーイ』 -(C) 2009 フジテレビジョン/電通/ROBOT
  • 『ホノカアボーイ』 -(C) 2009 フジテレビジョン/電通/ROBOT
  • 『ホノカアボーイ』 -(C) 2009 フジテレビジョン/電通/ROBOT
恋に破れ、大学を休学したレオは、かつて訪れたハワイ島の小さな町・ホノカアへ。映画館を経営する食いしん坊の女主人や87歳にしてエロ心を忘れない日系のおじいさん、さらには毎日お手製のごはんを作ってくれる老婦人に囲まれながら、彼は日々の暮らしを満喫する。

恋に破れて大学を休学するばかりか、日本を脱出してハワイに住み着いてしまうとは! 繊細にも程があるが、行動力は半端じゃない主人公・レオを、いまをときめく岡田将生がみずみずしく好演。少年以上大人未満の心情を、持ち前の飄々とした魅力と共に垣間見せている。そんな中、レオの物語の中心となるのは、ごはんを作ってくれる老婦人・ビーさんとの関係。母子のようでいて、青春からは遠ざかった老婦人の純情と若者の無邪気な残酷さの入り混じった複雑な関係が、ごくごくシンプルに、淡々と語られているのが作品の持ち味でもある。

食べること、人を愛しく思うこと、すなわち日々を生きること。これらの欲求や感情を、オールロケで切り取ったハワイの美しい風景の中で描く贅沢に少々感動。羨望の思いを刺激する“ファンタジー”でありながら、現実を優しく語るホノカア発のストーリーに心癒される。

《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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