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どちらを観る? 両極端の“純愛”描く『ハウスメイド』&『サンザシの樹の下で』

“純愛ラブストーリー”とはよく聞く恋愛映画のキャッチフレーズだが、一言に“純愛”と言っても、どのポイントにその要素を感じるのか、また共感できるのかは人それぞれで異なるだろう。この夏、女性にお薦めする秀作、中国発のチャン・イーモウ監督『サンザシの樹の下で』と韓国発のイム・サンス監督『ハウスメイド』は、まさに両極端の純真ヒロインの愛と孤独を描いた作品。シネマカフェでは、公開に先駆けて両作品を鑑賞した女性読者を対象にアンケートを実施! 全く異なる愛の形に、女性たちの反応は…?

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『ハウスメイド』 -(C) 2010 MIROVISION Inc. All Rights Reserved
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  • 『ハウスメイド』 -(C) 2010 MIROVISION Inc. All Rights Reserved
  • 『サンザシの樹の下で』 -(C) 2010, Beijing New Picture Film Co., Ltd and Film Partner (2010) International, Inc. All Rights Reserved.
  • 『ハウスメイド』 -(C) 2010 MIROVISION Inc. All Rights Reserved
“純愛ラブストーリー”とはよく聞く恋愛映画のキャッチフレーズだが、一言に“純愛”と言っても、どのポイントにその要素を感じるのか、また共感できるのかは人それぞれで異なるだろう。この夏、女性にお薦めする秀作、中国発のチャン・イーモウ監督『サンザシの樹の下で』と韓国発のイム・サンス監督『ハウスメイド』は、まさに両極端の純真ヒロインの愛と孤独を描いた作品。シネマカフェでは、公開に先駆けて両作品を鑑賞した女性読者を対象にアンケートを実施! 全く異なる愛の形に、女性たちの反応は…?

片や文化革命下の中国、片や現代の韓国と、国も時代も全く異なる2作。『サンザシの樹の下で』では、初恋をまだ知らぬ女子高生・ジンチュウと、誠実に彼女を見守り尽くす年上の青年・スンの身分違いの切ない悲恋を描き、『ハウスメイド』では、豪邸で暮らす一家に仕えるメイド・ウニと一家の主の禁断の愛、愛に翻弄される女の性と狂気を描いていく。

身分違いという障害に阻まれながらも、純真さゆえの盲目の愛の形やヒロインの行動に、それぞれ異なる共感ポイントが見られた。『サンザシの樹の下で』を観終わった女性からは、「まさに『セカチュー』(『世界の中心で、愛をさけぶ』)でした。“初恋”を感じました」(27歳女性)、「主人公の人たちのかわいらしさ、“絶対少女”という言葉がすごく当てはまります」(55歳女性)、「結末が分かっていても涙が出てきました」(31歳女性)といった感想が寄せられ、「この映画で泣きましたか?」という質問では、ほぼ全員が「はい」と回答した。中でも「ラストシーンに号泣した」という声が多く集まった。

一方、『ハウスメイド』を観た女性たちからは、一家の主をめぐる女性同士の嫉妬と狂気、そこから見えてくる人間の怖ろしい一面に「恐怖を感じた」という声が大多数。「ラストが衝撃的で、観ていられなかったです…。同じ女性として、同情するところがありました」、「人間の“怖ろしさ”はどこまで続くのか心配になりました」(51歳女性)、「トリッキーな雰囲気の中にも人間臭さを感じる、おもしろい作品でした。ラストはかなり衝撃」と、号泣のラストの前者に対して、こちらのラストは「衝撃」に尽きるそう…。

そんな2作品の両極端の“愛”について、「キャッチフレーズをつけるなら?」と聞いてみたところ、『サンザシの樹の下で』については「一生に一度の愛」、「全てを受け入れる愛」、「永遠」と、男女の美しい無償の愛を表現する言葉が集まった。一方、ヒロイン・ウニがみせる狂気が強烈なインパクトを残していた『ハウスメイド』だが、ここで描かれる“愛”については、意外にも「正直で無垢」、「天使のような純粋な愛」、「優しいうさぎちゃん」と、恐怖よりも純粋無垢なヒロインを肯定する女性の共感が勝ったようだ。

また、異なる純真ヒロインたちへの共感ポイントに加えて、尽くされる愛、翻弄される愛、どちらにより共感でき、許容できるかも観る人それぞれで分かれるであろう、この2作。ちなみに、読者に向けた「理想の愛は、追われる愛? 追い求める愛?」との質問では、きれいに回答は半々に分かれる結果に。そして最後に、「劇場で観るなら誰と観たい?」と聞くと、2作品共に「女友達と一緒に観たい映画」と答える女性が大多数。女友達同士で、この2作品で描かれる愛の形について意見を交わしてみるのもおもしろいかも?

『サンザシの樹の下で』は全国にて公開中。『ハウスメイド』は8月27日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。

特集「どちらに溺れる?純女ヒロインの愛」
http://www.cinemacafe.net/ad/asia_summer/
《シネマカフェ編集部》

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