そのほかの代表作では、『ファイナル・デッドコースター』や『デス・プルーフ in グラインドハウス』などジャンルムービーにも積極的に参加しているメアリーだが、実は生粋のカーペンター作品ファンとのことで、本作に賭ける思いは人一倍強かったとか。「女性が主役ということで、作品の色も変わるはずよ。ケイトには知性があり、強い意志も持っている。極限の状況の中で女性の強さを描くことができるなんて滅多にないチャンスだわ。男性キャラクターが多い中でも強い意志を示すことができれば、キャラクターの厚みが増し、ケイトという女性を際立たせることができる」と自身の役を冷静にふり返る姿からは、ベテラン女優のような頼もしさすら感じられる。