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スウェーデン発『なまいきチョルベンと水夫さん』、始まりは50年前のTVドラマ!?

ツインテールの髪型に大きな笑顔、ちょっぴり太めの“ペコちゃん”似の少女チョルベンが活躍する映画『なまいきチョルベンと水夫さん』。「長くつ下のピッピ」や「ロッタちゃん」を生み出した、スウェーデンが誇る…

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『なまいきチョルベンと水夫さん』 (C)1964 AB SVENSK FILMINDUSTRI ALL RIGHTS RESERVED
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  • アストリッド・リンドグレーンと水夫さんとチョルベン/『なまいきチョルベンと水夫さん』 (C)1964 AB SVENSK FILMINDUSTRI ALL RIGHTS RESERVED
  • -(C)  1964 AB SVENSK FILMINDUSTRI ALL RIGHTS RESERVED
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ツインテールの髪型に大きな笑顔、ちょっぴり太めの“ペコちゃん”似の少女チョルベンが活躍する映画『なまいきチョルベンと水夫さん』。「長くつ下のピッピ」や「ロッタちゃん」を生み出した、スウェーデンが誇る児童文学作家アストリッド・リンドグレーンが贈る本作の映画化には、いまの日本ではごく当たり前だが当時としては異例の、ちょっと変わった道のりがあることが分かった。

舞台は、スウェーデンの避暑地、ウミガラス島。チョルベンは、愛犬の“水夫さん”といつも一緒。ある日、漁師からアザラシの赤ちゃんをもらったチョルベンは、モーセと名付けたそのアザラシを、友だちのスティーナやペッレと一緒に飼い始める。そんなとき、アザラシが高値で売れると知った漁師は、チョルベンにあげたアザラシを奪い返そうとし、さらには水夫さんまで、ある事件に巻き込まれてしまうことに。果たして、チョルベンたちはアザラシの赤ちゃん、そして水夫さんを救うことができるのか…!?

「ピッピ」「ロッタ」に続いて日本に登場するのは、一度見たら忘れられないほどのインパクトを放つ、“ブサかわ少女”のチョルベン。原作となったアストリッド・リンドグレーンの「わたしたちの島で」は、日本では1970年に岩波書店から刊行されており、ロングセラーとなっている。

実は、この物語の始まりは、リンドグレーンが1964年に書いた「ウミガラス島のわたしたち」という13話からなるTVドラマシリーズの脚本。このドラマは、大人から子どもまで多くの視聴者を魅了し、主人公のチョルベンは一躍、TVの人気者となった。

予想を上回るチョルベン人気を受けたリンドグレーンが、そこで児童向けの本として「わたしたちの島で」を書き下ろすと、それが同じ年のうちに劇場公開用映画『なまいきチョルベンと水夫さん』として製作され、これも大ヒットに。1964年のスウェーデンは、文字通り“チョルベン”に沸いた1年となり、その後も続編が3作品も作られて毎年公開され、“チョルベン”シリーズもまた、スウェーデンでは知らない人はいないほどの国民的シリーズとなった。

今回、日本で公開されるのは、その50年前に作られた1作目。50周年となる2014年になって、ようやく日本での劇場公開が実現した。当時、原作者のリンドグレーンはしばしば撮影現場を訪れては子役たちと遊んでいたそうで、撮影現場で主役のチョルベンと、愛犬の水夫さんとともに写されたスナップ写真も初めて公開された。

なお、今年はリンドグレーンの作家デビュー70年として、原作本「わたしたちの島で」が岩波少年文庫から新刊発売。さらにチョルベンの部屋を再現した北欧風子ども部屋のインテリア展開が行われるなど、イベントもめじろ押し! 今年の夏は、チョルベンと一緒に50年前のスウェーデンにタイムスリップしてみるのもいいかも。

『なまいきチョルベンと水夫さん』は7月19日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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