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【予告編】“伝説の映像作家”佐々木昭一郎20年ぶりの新作『ミンヨン 倍音の法則』

『四季・ユートピアノ』(80年)、『川の流れはバイオリンの音』(81年)など、詩的感性にあふれた斬新でみずみずしい映像美で知られる、“伝説”と呼ばれる映像作家・佐々木昭一郎…

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『四季・ユートピアノ』('80)、『川の流れはバイオリンの音』('81)など、詩的感性にあふれた斬新で瑞々しい映像美で知られる、“伝説”の映像作家・佐々木昭一郎の、実に20年ぶりの新作『ミンヨン 倍音の法則』が、10月11日(土)より岩波ホールで公開されることが決定、予告編が到着した。

佐々木監督の作品では、出演者はすべてその映画のために起用された一般の人たち。彼らに演技経験はないが、佐々木監督の手をとおして魔法のように圧倒的な存在感を感じさせていく。そして今回、早稲田大学で行われた佐々木作品『夢の島少女』の上映会で監督の目にとまり、本作のヒロインとして選ばれたのが、かつて日本に留学していた韓国在住のミンヨンさんだ。



ミンヨンさんとの出会いについて、佐々木監督はこう回顧する。「舞台のスクリーンに私のモノクロの写真が映っていた。『写真の佐々木さんのシャツの色はブルーですね? いま着ていらっしゃるシャツもブルーだからです』。声を聞いたとたん、次回作はいつになるか見当つかないが、ミンヨンで行こうと決めた。その後、モーツァルトのピアノ協奏曲のCDをかたっぱしから聴いた。そして22番最終楽章をミンヨンのテーマに決めた」。

本作の撮影が始まったのは、2010年秋。だが、翌年の東日本大震災など、様々な困難のために中断を余儀なくされながら、断続的に製作が進められ、足かけ5年の歳月をかけて完成するに至った。

試写会ですでに作品を鑑賞したという、『夢の島少女』『四季・ユートピアノ』、『川の流れはバイオリンの音』などの佐々木作品でヒロインを努めた中尾幸世は、「ミンヨンの笑顔とモーツァルトの音楽、その優しさと明るさのハーモニーの中に溶けこむ夢を見ているようでした」と称賛を送る。

また、柳瀬丈子(元NHKアナウンサー/五行歌人)は、「ソウルの女子学生・ミンヨンの声に魅了されました。それはクラシックとか、邦楽とか、その他いろいろな民俗的歌唱法など、どのジャンルにもはまらない天然の美声なのです。それは、例えば、ヒバリやウグイスなど声自慢の鳥たちに、“聞いて! これが人の声よ”といいたくなるような」とコメント。

「NMB48」藤江れいな主演『いつかの、玄関たちと、』(10月18日公開)に出演する女優・橘麦も、「何気ない映像に、自分の過去とリンクする瞬間があり、途中から、主人公“ミンヨン”は自分自身のような感覚。だけど私じゃないという可笑しさの狭間で、なんだかずっとワクワクしていた気がします。観た人の数だけ、ミンヨンが生まれる。その全ての“ミンヨン”に会ってみたいと、また、ワクワクしています」と語っている。

夢を追う鋭い感性をとらえた佐々木監督が生み出す新作は、同じような多くの若者たちにも、そして、かつてその時を通り過ぎてきた人たちにも響くはずだ。

『ミンヨン 倍音の法則』は10月11日(土)より岩波ホールほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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