ヴィヴィアン・ウエストウッド(73)がスコティッシュ・ファッション・アワード・ホール・オブ・フェイムで殿堂入りを果たした。ヴィヴィアンは1日(現地時間)に執り行われた「スコットランドのファッションとその業界への多大なる貢献」をした人々を讃えるための同式典の席で、その功績を讃えられた。アワードの創設者テッサ・ハートマン氏はヴィヴィアンのことを「英国ファッションのパワフルで破壊的な独創性」を代表する人物として選ばれたと表現した。「ヴィヴィアンは長年に渡って彼女自身のコレクションでも継続的に使用していたスコットランドの生地や布に対する確固とした忠義、そして比類の愛と情熱を持っています」。「ヴィヴィアンは英国ファッションのパワフルで破壊的な独創性を体現しており、その世代のデザイナー陣の中でおそらく最もスコットランドのテキスタイルに貢献しました。ヴィヴィアン・ウエストウッドの名を冠したブランドは、もはやタータンチェックの代名詞といえ、ヴィヴィアンが持つこの代表的なタータン生地への愛はゆるぎません。ヴィヴィアンの作品は異なるタータンチェック柄を組み合わせることによって、世界中で愛されているこの伝統的なチェック模様の色や幅を広げたのです」。さらに、スコットランドのアリスター・カーマイケル大臣は、タータン生地の使用により、ヴィヴィアンが「スコットランドのテキスタイルに永続する遺産を作った」とヴィヴィアンを讃えた。「スコットランドのファッション産業はスコットランドのテキスタイル、織り糸、生地に対する永続的な遺産を作り上げたウェストウッドに恒久不変の感謝の意を表します」。モデルのステラ・テナント、写真家のランキン&アルバート・ワトソン、ファッションライターのコリン・マクダウェル、ヘアスタイリストのサム・マックナイトらも同アワードで過去に殿堂入りを果たしている。(C) BANG Media International