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佐藤浩市、本田翼と30歳差の恋愛に挑戦!「起終点駅 ターミナル」映画化決定

2013年「ホテルローヤル」にて第149回直木賞を受賞、北海道在住の作家として一躍ベストセラー作家になった桜木紫乃の代表作ともいえる…

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尾野真千子&佐藤浩市&本田翼/『起終点駅 ターミナル』-(C) 桜木紫乃・小学館/「起終点駅 ターミナル」製作委員会
尾野真千子&佐藤浩市&本田翼/『起終点駅 ターミナル』-(C) 桜木紫乃・小学館/「起終点駅 ターミナル」製作委員会
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2013年「ホテルローヤル」にて第149回直木賞を受賞、北海道在住の作家として一躍ベストセラー作家になった桜木紫乃の代表作ともいえる「起終点駅 ターミナル」の映画化が決定。このほど、主演に佐藤浩市を始め、本田翼、尾野真千子が出演することが明らかになった。

道東・釧路の地で、頑なに国選弁護しか引き受けずに、25年間、ただ一人生きてきた弁護士・鷲田完治。その生き方はかつて裁判官だった彼が、自らに下した終わりのない量刑だった。25年前、旭川地方裁判所判事として赴任中、覚せい剤事件の被告として学生時代の恋人・冴子(尾野真千子)が法廷に現れた。彼女は完治の司法試験合格と同時に、彼の前から忽然と姿を消したのだ。10年の時を経ての思いがけない再会をし、東京に妻と幼い子を残す完治だが、冴子へ想いは再燃、二人の関係は蘇る。

それから半年、再び冴子は彼の前から消えて行った。なぜ彼女は自分から去っていってしまったのか。その結末に打ちのめされ、自らの罪を思い知る完治は、判事の職も家族も捨て、逃げ込むように人生の「終点駅」として釧路の地に降り立つ。孤独な弁護士として過ごしている完治の前に、被告人として現れた敦子(本田翼)。完治は彼女の中に、出会ったころの冴子の面影を見る。敦子もまた、完治に心を許していく。止まっていた完治の時間が動き出す…。

愛を失った55歳の男、孤独で傷ついた25歳の女、その差30歳の二人の男女の淡きラブストーリーを描く本作。監督を務めるのは「山桜」「真夏のオリオン」「小川の辺」などで、卓越した人間同士の情感描写に定評のある篠原哲雄だ。

これまで憧れの男性像を演じてきた佐藤さんにとっては、自らの人生への悔恨を背負い、人間の狡さ、汚さも内包した役柄はまさに新境地。「他人事のようにこの映画を観ながら、終わり近くでは、身につまされる切なさと、小さな救いのある映画になるよう釧路で頑張ってます」と意気込みを語った。

佐藤さん演じる完治の人生に大きな影響を与えるヒロイン・敦子役にはモデル・女優として活躍する本田さんが決定。「佐藤浩市さんとご一緒できる機会をいただき嬉しさと同時にプレッシャーも感じています」と語りながらも、「取り巻く環境や生い立ちは自分とはまったく違うものですが、椎名敦子が生まれ育った土地で演じることによりいつもと違う自分をみせられたらと思います」と気合十分。これまでにないシリアスな人生を抱える役どころとなり、女優としての新たな一歩に注目が集まる。

また、完治の元恋人・冴子役には、『きみはいい子』や『ソロモンの偽証』、『神様はパリにいる』と待機作が相次ぐ尾野さん。「過去の人として、鷲田完治の中に色濃く残せるように頑張りたいです。篠原組は2度目ですが、新たな尾野真千子が見せれたらいいなと思います」とコメントした。

撮影は8月末にクランクイン。9月いっぱいかけ、北海道釧路市周辺でオールロケが敢行される。

『起終点駅 ターミナル』は2015年、秋公開予定。
《シネマカフェ編集部》

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