宮沢りえ、東京国際映画祭「女優賞」! 7年ぶり映画主演に「不安や緊張あった」

宮沢りえが第27回東京国際映画祭において『紙の月』での演技で「最優秀女優賞」を受賞。本作は「観客賞」にも輝いた。なお最高賞「東京グランプリ」は米仏合作の『神様なんてくそくらえ』が獲得。こちらも「監督賞」との2冠となった。

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「最優秀女優賞」&「観客賞」でW受賞を果たした、宮沢りえ『紙の月』/第27回東京国際映画祭
  • 「最優秀女優賞」&「観客賞」でW受賞を果たした、宮沢りえ『紙の月』/第27回東京国際映画祭
  • 宮沢りえ&吉田大八(監督)『紙の月』/第27回東京国際映画祭
  • 『神様なんてくそくらえ』のジョシュア&ベニー・サフディ兄弟監督(右側)/第27回東京国際映画祭
  • 「最優秀女優賞」&「観客賞」でW受賞を果たした、宮沢りえ『紙の月』/第27回東京国際映画祭
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  • 第27回東京国際映画祭
宮沢りえが第27回東京国際映画祭において『紙の月』での演技で「最優秀女優賞」を受賞。本作は「観客賞」にも輝いた。なお最高賞「東京グランプリ」は米仏合作の『神様なんてくそくらえ』が獲得。こちらも「監督賞」との2冠となった。

宮沢さんは艶やかな着物姿で来場。すでに『紙の月』が映画祭に訪れた観客の投票による「観客賞」を受賞したことは授賞式前に発表されていたが、「女優賞」と併せて堂々の2冠獲得となった。

審査員の韓国人監督イ・ジェハンは宮沢さんの受賞を「満場一致の決定」と説明。「意味深さと奥深さ、繊細さと脆さを表現し、目で全てを語り、真の自由を求めていた。そして何より、美しい」と称賛を送った。

宮沢さんは、信じられないといった表情。なかなか言葉が出てこないようで「なんか震えています…」と苦笑い。「おみくじで大吉を当てて『やったー!』と思う気持ちの中で、『自分を引き締めなくては』と思う気持ちと似ています」と心境を語った。

久々の映画主演となったが「7年ぶりということで、不安や緊張もありましたが、吉田大八監督の粘り強く厳しい、でも愛がたくさんこもった演出で、手ごわい役を乗り越えることが出来ました。もし(トロフィーが)半分に出来るなら半分は『最優秀演出賞』で監督にあげたい」と感謝の思いを口にし、席に戻ると吉田監督とガッチリと抱き合った。

吉田監督は「観客賞」受賞に「映画を観た後で、コンペの素晴らしい作品の中でこの映画を『好き』と仰って下さった方が一番多いという重みを感じてます。これからの励みにしていきたい」と喜びを語った。

「最優秀男優賞」はポーランド映画『マイティ・エンジェル』でアルコール依存症の主人公を熱演したロベルト・ヴィエンツキェヴィチが受賞。本人不在のため、監督が代わりにトロフィーを受け取った。

そして、ジョシュア&ベニー・サフディの兄弟監督による作品で、ヘロイン中毒の若者たちを生々しく描いた『神様なんてくそくらえ』が最高賞の「東京グランプリ」と「監督賞」をW受賞。

ジョシュアは「2つも受賞して本当に嬉しいです。この映画祭のコンペティションに入選したと聞いたとき『これ以上のことはない』と思いつつ、“極端”を描いたこの作品が日本の方に受け入れてもらえうるのでは? と感じもしました。東京に感謝したいと思います」と挨拶。

ベニーは「いろんな犠牲を払いながら作り上げた作品だったけど、思いを込めて作り上げました」と感慨深げに語る。主演のアリエル・ホームズは「何て言っていいか…ありがとうございます」、共演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズは「Thank you very very very very very very much!」と短い言葉に感激と喜びの思いをうかがわせた。

この他、日本映画を対象にした日本スプラッシュ部門では安藤サクラ、新井浩文が出演する『百円の恋』が「作品賞」を受賞。同部門の「スペシャル・メンション(特別賞)」には沖田修一監督が無名の俳優ばかりを起用して作り上げた『滝を見に行く』が受賞した。

<第27回東京国際映画祭/受賞結果一覧>

■東京グランプリ:『神様なんてくそくらえ』
■最優秀監督賞:ジョシュア・サフディ&ベニー・サフディ(『神様なんてくそくらえ』)
■最優秀女優賞:宮沢りえ(紙の月』)
■最優秀男優賞:ロベルト・ヴィエンツキェヴィチ(『マイティ・エンジェル』)
■最優秀芸術貢献賞:『草原の実験』
■WOWOW賞:『草原の実験』
■アジアの未来 作品賞:『ゼロ地帯の子どもたち』
■国際交流基金 特別賞:『遺されたフィルム』
■日本映画スプラッシュ 作品賞:『百円の恋』
■日本映画スプラッシュ スペシャル・メンション:『滝を見に行く』
■SAMURAI賞:北野武/ティム・バートン
■観客賞:『紙の月』
《text:cinemacafe.net》

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