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東映、2015年は巻き返しなるか? アニメ・実写・特撮…新作20本を発表

東映の2015年のラインナップ発表会が2月2日(月)に都内劇場で開催。この日、初めて製作が明かされた『さらば あぶない刑事 -long good-bye-』など2016年にかけて公開となる計20本が発表された。

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『ドラゴンボールZ 復活の「F」』/バードスタジオ/集英社-(C) 「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』/バードスタジオ/集英社-(C) 「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会
  • 『ドラゴンボールZ 復活の「F」』/バードスタジオ/集英社-(C) 「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会
  • 『王妃の館』 -(C) 浅田次郎/集英社 (C) 2015「王妃の館」製作委員会
  • 『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』/2015「スーパーヒーロー大戦GP」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映AG・東映ビデオ・東映
  • 『白魔女学園 オワリトハジマリ』
  • 『起終点駅 ターミナル』
  • 『ガールズ・ステップ』-(C) 2015「ガールズ・ステップ」製作委員会
  • 『アリのままでいたい』
  • 『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』
東映の2015年のラインナップ発表会が2月2日(月)に都内劇場で開催。この日、初めて製作が明かされた『さらば あぶない刑事 -long good-bye-』など2016年にかけて公開となる計20本が発表された。

昨年2014年の東映作品は『相棒 -劇場版- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』が興行収入21.2億円を記録したが、同シリーズは第1作目が約44億、2作目が約31.8億円を記録してきただけにやや物足りない数字となった。『相棒』シリーズと並んで『仮面ライダー』シリーズ、戦隊ヒーロー、『プリキュア』シリーズも数字的には伸び悩みを見せており、今年2015年は巻き返しの年となる。

「娯楽度1000%」をキャッチフレーズに掲げる今年は、現時点で20本がラインナップされている。春の公開作品としてまず注目を集めるのが、4月18日(土)公開の『ドラゴンボールZ 復活の「F」』。2013年に17年ぶりの新作として公開された『ドラゴンボールZ 神と神』は約30億円を稼ぐ大ヒットとなったが、そこから2年を経ての待望の新作では、原作者・鳥山明が劇場版19作目にして初めて脚本を手がけた新ストーリーが展開する。ファンの間で絶大な人気を誇る最強の悪役・フリーザが復活! 悪の帝王が率いる1,000人の兵士と悟空やベジータら地球の戦士たちの戦いが繰り広げられる。

同じくアニメでは『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』が3月14日(土)に公開。同じく『プリキュア』の新シリーズが『映画Go!プリンセスプリキュア(仮)』でこちらは秋公開となる。また『プリキュアオールスターズ』より一週間遅れて3月21日(土)公開となるのが『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』。先日、“幻”の仮面ライダーとも言われる3号を及川光博が演じることが発表されたばかりだが、新ライダーでありつつも懐かしさを感じさせる3号の存在が、子どもたちのみならずオールドファンをも劇場に呼び込む起爆剤となるか? 注目が集まる。

春先公開の実写作品として期待を集めるのが、浅田次郎原作の同名小説を『相棒』シリーズでも知られる水谷豊を主演に迎えて映画化した『王妃の館』。水谷さんが『相棒』とは別の“右京”--天才小説家・北白川右京を演じ、パリのホテル“王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)”に集まったワケありの男女10人のツアー客たちの人間模様が交錯する。昨年6月に3週間にわたってパリでの豪華なロケを敢行したが、邦画の撮影でヴェルサイユ宮殿でのロケが行われるのはこれが初めてだという。

配給協力作品にも注目作が並ぶ。岩井俊二監督で製作された『花とアリス』から10年、同じく岩井監督の原作・脚本であり、初の長編アニメーションとなる『花とアリス殺人事件』がまもなく2月20日(金)より公開となり、10年前の主演を務めた蒼井優と鈴木杏が声優として本作でも主演を務めている。

また人気絶頂の「ももいろクローバーZ」主演による青春アイドル映画で、平田オリザの小説を『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督が映画化した『幕が上がる』も2月28日(土)より公開。同じくアイドル主演の映画としては、6月13日(土)に人気上昇中の「でんぱ組.inc」主演の『白魔女学園 オワリトハジマリ』も公開となる。

夏、秋以降の公開作品では「EXILE」の妹分とされる「E-girls」の石井杏奈主演のガールズムービー『ガールズ・ステップ』が秋公開。直木賞作家・桜木柴乃原作の初の映画化であり、佐藤浩市と本田翼という異色の組み合わせによる『起終点駅 ターミナル』も秋に公開される。

東映は過去、戦後50年目の1995年に『きけ、わだつみの声 Last Friends』、60年目の2005年に『男たちの大和/YAMATO』と戦争を扱った映画が公開されてきたが、戦後70年目となる今年は、児童文学者・大川悦生の同名著作(ポプラ社刊)を原作にした『おかあさんの木』を製作、6月6日(土)公開となる。原作発表から40年を経て、何度もこれまでにも教科書にも採用されているが、母親と子どもたちの物語を中心に戦時下に生きた人々を描いており、戦闘シーンのない戦争映画となる。主演を鈴木京香が務め、志田未来、三浦貴大といった若手俳優も共演陣に名を連ねている。

また年末の12月公開予定作品で、1890年に和歌山県沖で起きたオスマン帝国の軍艦の遭難事件、および1985年のイラン・イラク戦争時のトルコ航空によるテヘラン在留邦人救出劇という日本とトルコの2国間で起きた実際の2つの事件を軸に描かれるのが『海難1890』。日本とトルコの友好関係の源と言える事件を題材に、両国の深い絆を描く超大作として期待を集める。

そして、この日のラインナップ発表会で初めてその製作が明らかにされたのが人気刑事ドラマシリーズ「あぶない刑事」の10年ぶりとなる最新劇場版にして最後の作品となる『さらば あぶない刑事 -long good-bye-』。舘ひろし、柴田恭兵のW主演に、仲村トオル、浅野温子というおなじみの顔ぶれが参戦し、シリーズのラストを華々しく飾る。こちらは2016年のお正月公開が予定されている。

【東映2015年ラインナップ一覧】

『悼む人』2月14日(土)公開

『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』2月28日(土)公開

『映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』3月14日(土)公開

『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』3月21日(土)公開

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』4月18日(土)公開

『王妃の館』4月25日(土)公開

『ズタボロ』5月9日(土)公開

『天才バカヴォン ~甦るフランダースの犬~』5月23日(土)

『おかあさんの木』6月6日(土)公開

『アリのままでいたい』夏公開予定

『劇場版 仮面ライダードライブ(仮) 手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE(仮)』夏公開予定

『ガールズ・ステップ』秋公開予定

『映画Go!プリンセスプリキュア(仮)』秋公開予定

『起終点駅 ターミナル』秋公開予定

『海難1890』12月公開予定

『仮面ライダー×仮面ライダー MOVIE大戦2016(仮)』冬公開予定

『さらば あぶない刑事 -long good-bye-』2016年正月公開予定

【配給協力作品およびODS作品】

『花とアリス殺人事件』2月20日(金)公開

『幕が上がる』2月28日(土)公開

『白魔女学園 オワリトハジマリ』6月13日(土)公開
《シネマカフェ編集部》

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