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原恵一監督、完成ホヤホヤの新作『百日紅』に確かな手応え!「自信をもってお届けできる」

2005年に逝去した江戸風俗研究家で文筆家、漫画家・杉浦日向子さんの傑作を長編アニメ化した『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』の完成披露試写会が4月17日(金)、都内で行われ、杉浦さんを敬愛しメガホンをとった原恵一監督が作品にこめた思いを語った。

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原恵一監督、鈴木雅也さん、鈴木弘子さん/『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』完成披露試写会
原恵一監督、鈴木雅也さん、鈴木弘子さん/『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』完成披露試写会
  • 原恵一監督、鈴木雅也さん、鈴木弘子さん/『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』完成披露試写会
  • 原恵一監督/『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』完成披露試写会
  • 原恵一監督/『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』完成披露試写会
  • 原恵一監督、鈴木雅也さん/『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』完成披露試写会
  • 鈴木弘子さん/『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』完成披露試写会
  • 原恵一監督、鈴木雅也さん、鈴木弘子さん/『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』完成披露試写会
2005年に逝去した江戸風俗研究家で文筆家、漫画家・杉浦日向子さんの傑作を長編アニメ化した『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』の完成披露試写会が4月17日(金)、都内で行われ、杉浦さんを敬愛しメガホンをとった原恵一監督が作品にこめた思いを語った。

本編は完成したばかりで、この日がマスコミに向けた初めてのお披露目。上映が終わり、会場が拍手に包まれると、原監督は「ものすごく手応えを感じています。自信をもってお届けできる作品」と誇らしげだった。

浮世絵師・葛飾北斎の娘で、同じく浮世絵師として活躍したお栄が、自由快活にアートの道を突き進む姿を、江戸の四季を通して映し出す。女優の杏が主人公・お栄を演じ、長篇アニメ作品の声優に初挑戦するほか、今作で声優初挑戦となる北斎役の松重豊、濱田岳、高良健吾、美保純、筒井道隆、麻生久美子ら豪華な俳優陣が声優を務めている。

「監督にとって、杉浦さんはどんな存在ですか?」と問われると、原監督は「天才ですね」と即答。「20代後半に初めて作品に出会って以来、僕の仕事には杉浦さんの影響が色濃く出ている」と自己分析した。

それだけに「一番の問題は、原作を好き過ぎるということ」とふり返り、「絵コンテを切っていても、粗悪なコピーを作っている気分になった。仕事は遅いが、手は止めない自信がある僕でさえ、何も描けなくなる時期があったほど」と完成までの苦労を明かした。

この日は杉浦さんの実兄である鈴木雅也さん、鈴木弘子さん夫妻が駆けつけ、原監督に完成祝いの花束を手渡した。「妹に代わって、お礼を申し上げます。もしこの場に彼女がいたら、どれだけ喜んでいたか。文句なく大満足と言ってくれるはず」(雅也さん)、「とても幸せな作品。ぜひ若い人に、日向子さんの作品に触れる機会になれば」(弘子さん)と労をねぎらうと、原監督は、「そうであることを願うばかり。ご本人に見せても、恥ずかしくないものを作った自負はある」と感無量の面持ちだった。

『クレヨンしんちゃん』シリーズをはじめ、『河童のクゥと夏休み』『カラフル』など、大人が泣けるアニメーション作家として国内外で高い評価を得ている原監督。先月開催されたアニメーションの振興を目的とする国際映画祭「東京アニメアワードフェスティバル 2015」では、アニメーションと未来を変えるクリエイターに贈られる特別賞「アニメドール」を受賞している。本作ではアニメーション製作スタジオ「Production I.G」 と初タッグを組んだ。

『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は5月9日(土)から全国ロードショー
《シネマカフェ編集部》

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