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【特別映像】ギレルモ・デル・トロ監督がみせた“色”へのこだわり 『クリムゾン・ピーク』

『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』を手掛けたギレルモ・デル・トロ監督の約3年ぶりとなる最新作『クリムゾン・ピーク』。本日8日(金)の公開と同時に、…

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『クリムゾン・ピーク』 (C) Universal Pictures.
『クリムゾン・ピーク』 (C) Universal Pictures.
  • 『クリムゾン・ピーク』 (C) Universal Pictures.
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  • 『クリムゾン・ピーク』 (C) Universal Pictures.
  • トム・ヒドルストン/『クリムゾン・ピーク』 (C) Universal Pictures.
  • ミア・ワシコウスカ/『クリムゾン・ピーク』 (C) Universal Pictures.
  • ジェシカ・チャステイン/『クリムゾン・ピーク』 (C) Universal Pictures.
『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』を手掛けたギレルモ・デル・トロ監督の約3年ぶりとなる最新作『クリムゾン・ピーク』。本日8日(金)の公開と同時に、本作の舞台として監督が創り出した“2つの世界”へのこだわりが明らかとなる特別映像がシネマカフェに到着した。

イーディス(ミア・ワシコウスカ)は幽霊を見ることができた。父親のカーターと一緒に暮らしていた彼女は、ある日突如墓場の彼方から現れた母親から不思議な警告を受けとる。「クリムゾン・ピークに気をつけろ」。大人になったイーディスは、父親が不可解な死をとげた後、トーマス(トム・ヒドルストン)と結婚し、トーマスの姉・ルシール(ジェシカ・チャスティン)とともに三人で暮らすこととなる。しかし住居となるゴシック建築の広大な屋敷がそびえ立つ山頂は、冬になると地表に露出した赤粘土が雪を赤く染めることから、“クリムゾン・ピーク”と名付けられていたのだった。新たな生活に慣れるにつれ、クリムゾン・ピークはそれ自身の命を生きはじめ、悪夢のような幻影や深紅の亡霊たちが姿を現し始める。果たして、亡霊たちが現れる本当の意味とは――。

細部まで作りこまれた屋敷を舞台に、“怖さ”と“美しさ”が創り出す、デル・トロ監督ならではの世界観が広がる本作。監督自身、今年開催されたコミコンで、「これまでの中でも大好きな三本の映画のうちの一本。そして個人的に最も美しい映画だと思っている」と話すほど、デル・トロ監督史上最も美しい極上のゴシック・ミステリー作品となっている。またキャストには、『アリス・イン・ワンダーランド』の続編で話題のミア・ワシコウスカをはじめ、『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズのロキ役などで注目されるトム・ヒドルストン、『スノーホワイト/氷の王国』の公開も控えるジェシカ・チャスティンといった人気実力派俳優陣が集結している。


今回解禁となったのは、本作の前半の舞台となる米国ニューヨーク州・バッファローと、後半の舞台となる英国のトーマスの屋敷“アラデール・ホール”、それぞれの世界が映し出す“色”へのこだわりを、キャスト・スタッフが解説する映像。バッファローは主人公・イーディスが育った地であり暖かみを感じさせる町、黄金や豊かなセピア色が美術や衣装でも用いられ、進歩と生命力が漲る印象となっている。そこに突然現れたトーマスとルシールは、「バッファローにとって黒い影のような存在」と衣装担当のケイト・ホーリーが話すように、どこか異様な雰囲気を放っている。トーマスの謎めいた魅力に惹かれていくイーディスは、父親の死を機に彼と結婚。そして舞台は不気味で広大な屋敷へと移り、スクリーンに映る世界も一変する。

一方“アラデール・ホール”についてデル・トロ監督は「セットの細部にこだわり、屋敷自体を腐食させたようにみせた」とコメント。映像では屋敷の内部も映し出されており、深紅の液体が染み出る壁、天井に空いた穴から雪や枯葉が舞い落ちる様子は、観るものに戦慄を感じさせる。また、衣装について「ルシールとトーマスは屋敷にいると“カメレオン”ね」と話すケイト。2人の衣装には藍色や青緑色が多く用いられ憂鬱さと暗い影が漂う屋敷と調和、それゆえイーディスの存在がより際立つようになっている。

色を巧みに使うことで、2つの舞台を全く異なる印象をもつ世界に創りあげたデル・トロ監督。トムが「2つの世界の間には赤が存在する」と話すように、本作では随所に現れる赤が、より恐怖と美しさを演出している。全てにおいて細部にこだわり抜いたその世界観を“色”に注目して観てみて。

『クリムゾン・ピーク』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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