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【ココが見どころ】舞台は福岡! 川島海荷と浅香航大の純愛ストーリー「福岡恋愛白書」

高校時代から続く、故郷での甘酸っぱい恋愛。社会人になっても相手を想う気持ちは変わらず、ラブラブな関係を続行中! …だったはずの、佐賀でバスガイドとして働く今村明菜(川島海苛)は、突然、恋人の右田琢己(浅香航大)から…

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「福岡恋愛白書11 キミと見る景色」
「福岡恋愛白書11 キミと見る景色」
  • 「福岡恋愛白書11 キミと見る景色」
  • 映画評論家のヴィヴィアン佐藤
高校時代から続く、故郷での甘酸っぱい恋愛。社会人になっても相手を想う気持ちは変わらず、ラブラブな関係を続行中! …だったはずの、佐賀でバスガイドとして働く今村明菜(川島海苛)は、突然、恋人の右田琢己(浅香航大)から別れを切り出されてしまう。以来、地元の久留米市田主丸町に戻り、アルバイトを転々としながら自堕落に過ごすように。別れから3年が経ったある日、琢己がある病に冒されていたと知り、断ち切れぬ想いを胸に、再び会いに行くが――。

「福岡恋愛白書11 キミと見る景色」は、若き恋人同士だった二人が、新たな問題や価値観と向き合いながら、その関係を再構築していく物語。ヒロインには人気女優の川島海荷、相手役にはNHKの朝ドラ「マッサン」で一躍ブレイクした俳優の浅香航大が抜擢。同作は、KBC(九州朝日放送)が年1回制作・放送しているドラマ特番「福岡恋愛白書」シリーズの最新作だ。同シリーズは、視聴者から募った実際のエピソードをもとにしたドラマとして話題を呼んでおり、地元メディアで2016年3月に放送された本作が、この度、地方の魅力を伝える動画サイト「ニッポンナビチャン」で配信され、全国で視聴できるようになった。

そこで今回は、アーティスト・非建築家・ドラァグクイーンとさまざまな顔を持つ、映画評論家のヴィヴィアン佐藤を解説者に迎え、作品の見どころをあらゆる観点からご紹介! 尾道(広島県)観光大使や、八戸(青森県)の町おこし大使を務めるなど、地方活動にも積極的なヴィヴィアン佐藤さんに、作品の魅力を語ってもらった。

【見どころ1】等身大の演技が光る注目のキャスティング

「このドラマは、19歳から22歳にかけての恋愛模様を綴っているけれど、20代前半って、徐々に社会と共生し始める年代だと思うの。作中では、ポロッと“気付き”の一言を与える父親が登場するけれど、こうした親の助言にも耳を傾け始めて、人はひとりでは生きていくことができない、と感じ始める年頃ね。この作品は、そんな年代の成長物語、一種のビルディングロマンスともとれるわ。その過程を、主演のお二人は等身大の演技でよく表現されているわね。川島さんは、明菜の成長具合を、浅香さんは、障害を負った難しい役どころを、爽やかに演じきっているわ。関東出身の俳優さんたちだけど、博多弁の会話が自然で、地方独特の雰囲気を醸し出しているのもポイントね」。

【見どころ2】地域内外の人、それぞれが楽しめる地方ドラマの魅力

「地方を舞台にした作品は多くあるわね。もともとは、大林宣彦監督の『転校生』(’82)をはじめとする尾道三部作が、地方を活性化させるフィルム・コミッションの先駆けといわれているわ。最近でも、八戸市の『ライアの祈り』(’15)や、丹南地域の『つむぐもの』(’16)など、話題になった映画はたくさんある。こうした映画界だけでなく、本作のように、地方のテレビ局がドラマを発信していくのも面白い試みよね。その土地のイメージって、土地そのものでなく、映像化されたメディアのなかにこそあるのかもしれないわ。地方住まいの人にとっては、見覚えのある景色が物語化されることで、そこに住むことに新たな輪郭や展望を与えるものとなるんじゃないかしら。また、外部の人間にとっては、ガイドブックや旅番組とも違う、フィクションと現実が織り混ざったガイドとして捉えることができそうね。この映像を観た後に、登場人物が歩いた場所を巡るような旅の楽しみ方もできると思うわ」。

【見どころ3】福岡独自の“立ち上ってくるような”味わい

「映像には、太宰府天満宮などの名所はもちろん、田主丸町や耳納連山を一望する風景、ローカル線の駅や果樹園など、その土地に住む人ぞ知るようなスポットも登場するわ。同地出身の人には地元の風景を懐かしんだり、あらためて故郷の魅力に気づくものとなるかもしれないわね。主人公たちの住む町・田主丸町は、水の妖怪・カッパの伝説が語り継がれている地域。随所にカッパの顔の形をした駅舎や像が出てきて、愛らしい魅力が感じられるわ。いわゆるメジャーな観光地ではなく、ゆっくり一日かけて同じ場所に滞在してみることで、そこに住まう人々の生活スタイルが感じられたり、土地本来の魅力が立ち上ってくるような良さがあると思うの」。

【見どころ4】悩みや近況を共有し合える、同郷の仲間意識

「高校時代の級友たちと集う場面は、声をかければ地元の仲間が集まれる、ぎりぎりの年代を象徴しているのかもしれないわね。皆、特に20代後半以降は、仕事や家庭の都合に個人差が出てきて、簡単に集まれなくならない? でもここには、明菜の数年越しの恋の話を聞いてくれる友人がいたり、皆で近況を報告しあったりと、きっとライトな感覚ながらも、同郷の仲間意識や絆のようなものがあるのね。とはいえ、気が置けないからこそ不躾なことを言う人がいたり、逆に、体裁を気にして気遣うことも多いのが、田舎特有のコミュニティ。ここでの琢己の息苦しそうな様子が、その後の展開を変えるキーとなっているわね」

【見どころ5】“一個人”として見つめることで成長し合う純愛物語

「恋愛には、寿命があるもの。熱烈な想いはもちろん本物であっても、それは一種の風邪のようなもので、いずれ治ってしまうの。そのときに、恋愛を超えて、相手を“一個人”、“人間”として見るようになる。明菜と琢己も、高校時代の淡い恋仲から、ひと山もふた山も問題を乗り越えなければならない関係へと移行していくわ。人が成長していく速度や形ってさまざまで、お互いに理解していくことが必要になってくるのよね。たとえば、運動会の競技に、二人の体の間にボールを挟んで運ぶものがあるわ。どちらの力加減が強くても弱くても、ボールは落ちてしまう。まるでそれみたいに、常に互いの力の入れ具合いを気にしながら進んでいくことが、人間関係を深めて互いに成長する秘訣なんじゃないかしら。世の中には、いろいろな事情を抱えた恋愛関係が存在するわよね。相手が失業してしまって別れを考えている、なんて人もいるかもしれない。そんな人たちも、この作品を見て、暗く考え過ぎずにまた頑張っていこう、と思えるかもしれないわね」。

福岡の穏やかな町並みを背景に、苦難を乗り越えながら関係を深め合っていく二人の純愛を描く本作は、若手注目株である川島さん&浅香さんの瑞々しい演技が見ものだ。この機会に、地方独自の空気感を味わえるショートトリップを体験してみてはいかがだろう。

ニッポンナビチャン「福岡恋愛白書11~キミと見る景色~」
《シネマカフェ編集部》

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