【予告編】桃井かおり監督&主演作『火 Hee』解禁!「なぜかリアリティがある」

女優の桃井かおりが監督・脚本・主演を務め、今年2月のベルリン国際映画祭フォーラム部門でワールド・プレミア上映されるや目の肥えた観客たちを魅了した『火 Hee』。本作が8月に劇場公開されることが決定し、その予告編映像

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桃井かおり『火 Hee』-(C)YOSHIMOTO KOGYO、チームオクヤマ
  • 桃井かおり『火 Hee』-(C)YOSHIMOTO KOGYO、チームオクヤマ
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女優の桃井かおりが監督・脚本・主演を務め、今年2月のベルリン国際映画祭フォーラム部門でワールド・プレミア上映されるや目の肥えた観客たちを魅了した『火 Hee』。本作が8月に劇場公開されることが決定し、その予告編映像とメインビジュアルが解禁、桃井監督と原作者・中村文則からコメントが到着した。

アメリカでクリニックに勤める精神科医の真田。ある日、家族とショッピングに出かけた際に、1人の女性とエレベーターで遭遇。彼女の声が脳裏に響き渡り、真田は彼女とクリニックで問診している様を妄想する。しかし、彼女の話は、真田の想像を超える、壮絶なものだった。

幼いころに家が火事になり両親を亡くし、学校ではイジメを受け、結婚相手からは浮気をされる。離婚してからは、アメリカで売春をしながら借金生活で過ごす毎日。彼女の話を聞く内に、次々に登場する男と自分を重ね合わせ、彼女の話に引き込まれていく真田。彼女の話はさらにエスカレートして行き、思いもよらない方向へと向かっていく――。

2006年公開の『SAYURI』以降、拠点をロサンゼルスに移し、国際的に活躍する女優・桃井さん。本作は、待望の監督作第2弾で、「土の中の子供」で芥川賞を受賞した若きベストセラー作家・中村氏との異色のタッグが実現。“犯罪小説”への貢献を讃える米国の文学賞「デイビッド・グーディス賞」を受賞するなど海外での評価も高い中村氏の作品で、桃井さんが脚本から手がけたのは、かつて放火を犯した娼婦が精神科医との対話を通じて、その呪われた生涯を独白する短編「火」。

今回、ベルリン国際映画祭でプレミア上映されて以来、各国の映画祭からの熱狂的オファーが絶えない本作から予告編映像が解禁。奇怪の言動をとり続けるある女性の “確かな生”を、圧倒的な存在感で桃井さんが演じ、この不穏な物語の中で、「火は勝手に燃え広がっていくから止められないもの」「私の話してること全部でたらめだと思ってるんでしょ」と、ひとり語るその迫力には思わず身がすくんでしまいそうになる。


そんな本作に対し、原作者・中村氏は「桃井さんの圧倒的な才能に戦慄しました。何てすごいんだろう。この映画はきっと伝説になる」と、本作の放つ魅力を端的に表現。

また、監督・主演・脚本の三役を務めた桃井さんは、原作について「主人公がただ喋り続ける、ト書きさえないという、とにかく画期的な小説」と語り、「最初、奥山和由プロデューサーから出演のお誘いがあり、その後すぐ『桃井さんが監督するっていうのもアリかな?』と仰っていただいたんです。中村文則氏や奥山さんの勇気に比べれば、桃井が引き受けたことなど大したことではありませんが、この作品は彼らの勇気に報いる覚悟がなければならないと痛感していました」とコメント。

「主人公の女は、放火を犯しながら罪の意識さえない、物事を判断する尺度が折れ曲がっているとしか思えない女。でも、零れ落ちてくる言葉には、なぜかリアリティがある。誰でもいいからつながろうと生きている。どこかいまの時代の象徴だと感じます。私はそんな人間を描き、演じたかったのです」と、本作に込めた思いに触れている。

『火 Hee』は8月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
《text:cinemacafe.net》

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