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アル・ゴアの恐れていたことが現実に…『不都合な真実2』悲痛のメッセージ映像到着

アル・ゴア元アメリカ副大統領が出演し、地球と人類の未来を予見する作品としてドキュメンタリー映画史上に残る記録的大ヒットとなった『不都合な真実』。その続編となる『不都合な真実2:放置された地球』から、奇しくもドナルド・トランプ現

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『不都合な真実2:放置された地球』 (C) 2017 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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アル・ゴア元アメリカ副大統領が出演し、地球と人類の未来を予見する作品としてドキュメンタリー映画史上に残る記録的大ヒットとなった『不都合な真実』。その続編となる『不都合な真実2:放置された地球』から、奇しくもドナルド・トランプ現アメリカ大統領の「パリ協定」脱退発表直後となる、6月5日の「世界環境デー」に合わせて特別映像が到着した。

地球温暖化の影響により海面が上昇し、太平洋のほぼど真ん中に位置するキリバス共和国で、国土沈没の危機に瀕するほどの大洪水が起こったのは、前作の公開年2005年。止まらない温暖化に対し、地球の危機を感じたゴアが語った“真実”は人々の意識を変え、地球は美しく生まれ変わっているはずだったーー。しかし、排出される有毒なガスやスモッグが主な原因とされる中国で深刻化している微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染、地球温暖化により引き起こされる異常気象が原因として挙げられるスペイン・アドラでの集中豪雨による大洪水など、10年経ったいま、地球はかつてないほどの危機に瀕していた――。

環境保全について関心と理解を深め、環境保全に向けて積極的に取り組むことへの啓発活動を図る日として国連が制定した「世界環境デー」に合わせて解禁された本映像。衝撃の“現実”が映し出されていく中、ゴア氏は前作では見られなかった、必死の形相で「変化を起こすときだ!」と声を荒げている。

その“変化”を起こすための行動の1つとして映し出されているのは、太陽光発電の活用。電気がほとんど通っていない世界で最も貧しい国の1つともいわれるアフリカのシエラレオネでは、ソーラー発電で動くパソコンを子どもたちに供給する試みが行われている様子も映し出されており、「未来に望みを繋ぐんだ」と発するゴア氏からは強固な意志が感じ取れる。

さらに女性参政権運動や公民権運動、同性愛者の権利運動なども例に挙げながら、「容易ではない。批判を浴びることもある。しかし、その先には希望がある。地球の未来は、我々に託された」と力強く訴えるゴア氏。いまも世界中を飛び回り、地球環境問題に取り組む人材の育成を支え、国際的に影響を与え続けている彼が伝える力強いメッセージが心に突き刺さる映像に仕上がっている。


第79回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞ほか2部門を獲得し、ゴア氏がノーベル平和賞を授与されるきっかけにもなった本作。6月2日には、米国によるパリ協定(地球温暖化対策の国際的枠組み)離脱発表がなされ、大きな話題となっている中、ゴア氏は直接、トランプ大統領の方針には賛同できない旨を伝えたという。今回の重大な決断に対し、今後どのような行動を示していくのか、その動向と共に本作にも注目していて。

『不都合な真実2:放置された地球』は秋、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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