※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

満島ひかり、恋する女性の切なさと強さ体現『海辺の生と死』新写真入手

満島ひかりが『夏の終り』以来、4年ぶりの単独主演を務めた『海辺の生と死』。小説家・島尾敏雄とその妻・ミホをモデルに、戦後文学史に残る伝説

映画 邦画ニュース
注目記事
『海辺の生と死』 (C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
『海辺の生と死』 (C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
  • 『海辺の生と死』 (C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
  • 『海辺の生と死』 (C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
  • 『海辺の生と死』 (C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
  • 『海辺の生と死』 (C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
  • 『海辺の生と死』 (C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
  • 『海辺の生と死』 (C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
  • 『海辺の生と死』 (C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
  • 『海辺の生と死』 (C)2017島尾ミホ/島尾敏雄/株式会社ユマニテ
満島ひかりが『夏の終り』以来、4年ぶりの単独主演を務めた『海辺の生と死』。小説家・島尾敏雄とその妻・ミホをモデルに、戦後文学史に残る伝説的夫婦の出会いを描いた本作から、満島さん演じるヒロインのさまざまな表情をとらえた新たな場面写真をシネマカフェが入手した。

昭和19年(1944年)12月、奄美・カゲロウ島。国民学校教員として働く大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長・朔中尉と出会う。朔が兵隊の教育用に本を借りたいと言ってきたことから知り合った2人は、互いに好意を抱き合う。島の子供たちに慕われ、軍歌よりも島唄を歌いたがる軍人らしくない朔にトエは惹かれ、やがて、朔と逢瀬を重ねるように。しかし、時の経過と共に敵襲は激しくなり、沖縄は陥落、広島に新型爆弾が落とされる。そして、ついに朔が出撃する日がやってきた。母の遺品の喪服を着て、短刀を胸に抱いたトエは家を飛び出し、いつもの浜辺へと無我夢中で駆ける――。

島尾敏雄とその妻・島尾ミホ、後年、互いに小説家である2人がそれぞれ執筆した戦時下での鮮烈な出会いと恋の物語を原作に、奄美大島・加計呂麻島でのロケーションを敢行し、完全映画化を果たした本作。

ミホをモデルとする主人公・大平トエを演じたのは、若き日の黒柳徹子を演じた土曜ドラマ「トットてれび」(NHK)や松たか子らと共演した火曜ドラマ「カルテット」(TBS)などの演技で第54回ギャラクシー賞でテレビ部門「個人賞」を受賞するなど、ますます活躍の場を広げている満島さん。

本作では、自身も奄美群島にルーツを持つ満島さんが、日本文学の傑作「死の棘」のヒロインのモデルであり、後年、苛烈で劇的な人生を送ったことで知られ、無垢で激しい愛ゆえに狂気に至った女性として聖女のように評された島尾ミホの娘時代を、その圧倒的な存在感と演技力で演じ切り、早くも話題を呼んでいる。

今回、新たに解禁となった場面写真では、国民学校教員として教壇に立つ姿や、海辺で子どもたちと楽しそうに戯れる姿など、トエの日常を感じるシーンカットがある一方、朔中尉を見送り、たたずむ姿や、家の縁側で思いをめぐらす姿も…。さらに意を決した表情で机に向かう様子からは、恋する女性の切なさや強さも感じ取れる。

かつて島尾ミホが加計呂麻島で過ごした青春期と、人生を決定づけることになった恋をまっすぐに体現した満島さん。本作の脚本を読んだ当初、「この作品と触れ合ったら、自分のなかのものが掘り起こされちゃうぞ。役者としてだけじゃなく“満島ひかり”としてかかわらなければいけない作品だ」とまで感じたという、その強い思いは、今回の写真にも現れているといえそうだ。

『海辺の生と死』は7月29日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top