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『あゝ、荒野』ヤン・イクチュン、理髪師のボクサーから詩人まで…出演作が連続公開

菅田将暉とのW主演作『あゝ、荒野』も話題のヤン・イクチュン。2009年、自身で製作・監督・主演・脚本・編集をこなした初の長編映画『息もできない』が、国際映画祭で25もの賞を受賞。以降、日本をはじめ世界が涙し、震えた同作を

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『あゝ、荒野』(C) 2017『あゝ、荒野』フィルムパートナース
『あゝ、荒野』(C) 2017『あゝ、荒野』フィルムパートナース
  • 『あゝ、荒野』(C) 2017『あゝ、荒野』フィルムパートナース
  • 『我は神なり』 (C)2013 NEXT ENTERTAINMENT WORLD INC. & Studio DADASHOW All Rights Reserved.
  • 『詩人の恋』 (C) 2017 CJ CGV Co., Ltd., JIN PICTURES, MIIN PICTURES All Rights Reserved
  • 『あゝ、荒野』(C) 2017『あゝ、荒野』フィルムパートナース
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  • 『あゝ、荒野』後篇ポスター(C)2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ
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菅田将暉とのW主演作『あゝ、荒野』も話題のヤン・イクチュン。2009年、自身で製作・監督・主演・脚本・編集をこなした初の長編映画『息もできない』が、国際映画祭で25もの賞を受賞。以降、日本をはじめ世界が涙し、震えた同作をベストフィルムに名を挙げる役者は枚挙にいとまがない。

俳優としては、韓国だけではなく『かぞくのくに』『夢売るふたり』『中学生円山』など多くの日本映画にも出演。繊細で緻密な演技、映画への真摯な姿勢と、親しみやすくチャーミングな素顔を併せ持つ稀代の男に、一度会えば、共演者、スタッフは皆イチコロなのだとか。この秋は『あゝ、荒野』を筆頭に、そんな俳優“ヤン・イクチュン”の魅力が思う存分スクリーンで堪能できる出演作が目白押しだ。

■『あゝ、荒野』(前篇:公開中、後篇:10月21日より公開)
孤独をブチ壊せ! 若者の魂の叫びが青春映画の歴史を塗り替える



『あゝ、荒野』(C) 2017『あゝ、荒野』フィルムパートナース『あゝ、荒野』(C) 2017『あゝ、荒野』フィルムパートナース
少年院あがりの新次(菅田将暉)は因縁の宿敵・裕二(山田裕貴)を倒すため、理髪師のバリカン(ヤン・イクチュン)は吃音と赤面対人恐怖症の自分自身を変えるため、ふとしたきっかけで出会い、共にプロボクサーを目指す。お互いを想う深い絆と友情を育み、それぞれが愛をみつけ、自分を変えようと成長していく彼らは、やがて逃れることのできないある宿命に直面する。

ライバルにして同志である新次と共鳴し合うバリカンは、リングの上で新次と繋がろうとする。自分をすべてさらけだす2人だけの世界、シンプルでピュアなぶつかり合いの先に彼らは何をみるのか。2021年、ネオンの荒野・新宿でもがきながらも、心の空白を埋めようと生きる2人の男の絆と、彼らを取り巻く人々との人間模様を描くせつなくも苛烈な青春が現代に突き刺さる!

●『我は神なり』 (10月21日より公開)
『新感染』監督が人間の善悪を浮き彫りにする社会派アニメーション



『我は神なり』 (C)2013 NEXT ENTERTAINMENT WORLD INC. & Studio DADASHOW All Rights Reserved.『我は神なり』 (C)2013 NEXT ENTERTAINMENT WORLD INC. & Studio DADASHOW All Rights Reserved.
話題作『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホ監督が長編2作目に手掛けた社会派アニメーション映画では、ヤン・イクチュンは主人公ミンチョルの声を務めている。ダム建設により、立ち退きを迫られた田舎村で起きたある事件。立ち退き補償金に目をつけたインチキ詐欺教団とその弱みにつけこまれ、盲目的に信仰に傾倒する村人たち。

唯一真実を知った荒くれの中年ミンチョルの訴えもむなしく、彼は“悪魔に憑かれた男”の烙印を押されてしまう。誰にも見向きもされず、ひとり立ち向かう男を、イクチュンは熱演する。

●『詩人の恋』(第30回東京国際映画祭 ワールドフォーカス部門出品)
不遇の詩人と青年との思いがけない恋…。東京国際映画祭の招待作品



『詩人の恋』 (C) 2017 CJ CGV Co., Ltd., JIN PICTURES, MIIN PICTURES All Rights Reserved『詩人の恋』 (C) 2017 CJ CGV Co., Ltd., JIN PICTURES, MIIN PICTURES All Rights Reserved
10月25日より開催される、第30回東京国際映画祭のワールドフォーカス部門に出品されている韓国映画。初短編『One Day to be Passing By』(’07)で釜山国際短編映画祭の最優秀監督賞を受賞したキム・ヤンヒ監督の長編デビュー作。済州島に生まれ育った30代後半の詩人(ヤン・イクチュン)。彼は生計のため、島の学校で詩作の授業の教鞭を執っている。彼の妻は子どもを望んでいるが、彼は気が乗らない。しかし、ついに産科に検査を受けに行く。ある日、ドーナツ店で詩を書いていた彼は、アルバイトの青年(チョン・カラム)に魅了され、これまで感じたことのない感情に支配されてしまう――。

済州島を舞台に、ヤン・イクチュンが不遇の詩人である穏やかな男に扮し、妻役に『テロ,ライブ』『王の運命―歴史を変えた八日間―』のチョン・ヘジンを迎えた話題作。詩人と青年の愛といったテーマが重層的に流れていく。

この秋、世界中から愛される変幻自在のマルチ俳優ヤン・イクチュンから、目が離せない。
《シネマカフェ編集部》

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