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日本のみならず、世界中で愛されている作家・村上春樹。本作は、2005年に発表され、単行・文庫本の累計が70万部を超えるベストセラーとなっている村上氏の「東京奇譚集」(新潮文庫刊)の一篇を映画化。
物語の主人公は、ハワイのハナレイ・ベイで一人息子・タカシ(佐野玲於)をサーフィン中の事故で亡くしたサチ(吉田さん)。彼女は、偶然出会った2人の若い日本人サーファーから“片脚の日本人サーファー”の存在を聞き、自らの人生を変える一歩を踏み出す…という美しき湾“ハナレイ・ベイ”で紡がれる感動の人間ドラマだ。
主演の吉田さんをはじめ、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」佐野玲於、村上虹郎と、いま映画やドラマで活躍中のキャストたちが登場する本作だが、今回注目したいのは、本作が映画初出演となった佐藤魁。
佐藤さんは、JPSA(日本プロサーフィン連盟)公認のプロのサーファーで、東京オリンピックの強化指定選手にも選ばれている人物。また、「TERRACE HOUSE ALOHA STATE(アロハステート)」にも出演し、優しげなルックスと天然でおっとりとした性格で一躍人気者になった。
そんな本作での彼の役柄は、日本人サーファー・三宅。村上さん演じる高橋の友人で、2人でハナレイ・ベイを訪れサチと出会うというキャラクターだ。
しかしなぜ、芝居経験の無い佐藤さんを本作に抜擢したのか――? その理由は、「作品の中で本物のサーフィンを見せたい」という松永大司監督のリアルを追求した選択だったのだという。
劇中ではその実力を発揮しており、おっとりした口調とのギャップも魅力的。また、村上さんとのコンビネーションも抜群で、自由に芝居する自然体の佐藤さんの姿を見ることができる。
2年後の東京オリンピックを盛り上げる若手ホープ、佐藤魁。本作を鑑賞の際は、今後、さらに注目が集まるであろう彼の出演シーンも見逃さないでいて。
『ハナレイ・ベイ』は10月19日(金)より全国にて公開。