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笑福亭鶴瓶×生田斗真、テレ東SPドラマで吉田茂と白洲次郎に「アメリカに負けなかった男」

笑福亭鶴瓶が終戦直後の日本でリーダーシップをとった総理大臣・吉田茂を、生田斗真がその若き側近・白洲次郎を演じる、テレビ東京開局55周年特別企画スペシャルドラマ「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~」が、2020年に放送されることが決まった。

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「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~」 (C)テレビ東京
「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~」 (C)テレビ東京
  • 「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~」 (C)テレビ東京
  • 原案:麻生和子『父 吉田茂』(新潮文庫刊)
笑福亭鶴瓶が終戦直後の日本でリーダーシップをとった総理大臣・吉田茂を、生田斗真がその若き側近・白洲次郎を演じる、テレビ東京開局55周年特別企画スペシャルドラマ「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~」が、2020年に放送されることが決まった。

来年2020年は戦後75年という節目の年。終戦直後、アメリカを中心とした連合国軍に占領され、混乱を極めた時代に、「日本は絶対立ち直る」という信念のもと、マッカーサーを筆頭としたアメリカ相手に粘り強く交渉を続け、強力なリーダーシップで日本の独立、復興のために突き進んだ吉田茂。

時の総理大臣として、吉田は日本の未来をどう見据え、何を思ったのか? 実は、この時の吉田の“決断”こそが、現在へと続く“戦後日本”を形作ったといっても過言ではない。

原案:麻生和子『父 吉田茂』(新潮文庫刊)
主人公となる総理大臣・吉田茂を演じるのは、落語家としてはもちろん、俳優としても高く評価され、10年ぶりの主演映画『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』で中国版アカデミー賞と称される金鶏百花映画奨にて外国映画部門・最優秀男優賞に選ばれた笑福亭鶴瓶。テレビ東京のドラマは今回初主演となる。

雰囲気、貫禄、笑顔といったビジュアルだけでなく、“人たらし”とも言われた性格に至るまで、まさに吉田茂そのものに! 国会でその発言がマイクで拾われたことから名付けられた“バカヤロー解散”(1953年)などで知られる吉田茂を、鶴瓶さんが限りなくリアルに演じ上げる。

また、吉田茂の右腕として日本の独立復興のために奔走、アメリカから“従順ならざる唯一の日本人”と呼ばれ、日本で初めてジーンズをはいた男としても知られる白洲次郎を演じるのは、生田斗真。大河ドラマ「いだてん」(NHK)での主人公・金栗四三の盟友・三島弥彦の熱演が記憶に新しく、「俺の話は長い」(日本テレビ)のヘリクツ男も好評な生田さんが、テレビ東京のドラマに初出演。

日本はいかに敗戦から立ち直り、再び独立国として歩むことができたのか? 異色の強力タッグが熱き人間ドラマを繰り広げる。

「アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~」 (C)テレビ東京

生田斗真の涙目に「こちらも号泣した」


「ヨメさんにも吉田茂さんが降りてきたんじゃないかって言われました。(自分自身も)演じれば演じるほど吉田茂を理解していきました」と言う鶴瓶さんは、「吉田茂は年を取ると権力にしがみつくようになっていくんですけど、それによって晩年を汚すという部分が、人間味があって更に面白いなと。人間の業を思わせてくれるのがとても良いですね」と真摯にコメント。

続けて、「収録で大変だったのは眼鏡。鼻眼鏡だから喋ってる時に落ちそうになるんですよ。こんなに鼻先に気を使って、アシカの気持ちがわかりました(笑)」とお茶目に笑わせる。

「すごく印象に残っているのは、講和条約を締結して演説の下読みをするシーン。本当に『日本は独立するんだ』って気持ちになって声を出して泣きました」と明かす。「しかもこのシーンでは斗真も涙目だったんです。『あ、泣いてるな』って思いながら読み始めたら、こちらも号泣したっていう。普段泣かないので演技で泣くのも珍しいんですが、その中で自然と涙が出てしまうというのは自分でも不思議でした」とふり返った。

「人のお芝居を見てここまで心震えたことがあっただろうか」


「鶴瓶さんが吉田茂をやられるという部分で、非常に心惹かれました」と生田さん。「今の日本という国にとって、吉田茂と白洲次郎という人は欠かせない日本のヒーローだと思っているので、そんな大役を務めるっていうのは身が引き締まる思い」と、撮影中の心境を明かす。

演じた白洲次郎は、イギリスに留学した紳士でもあり、「男としてあこがれる存在のひとりだと思うんですよね。外見もすごくかっこいい人だったと思うし、自分の信念を貫き通すっていう部分もそうだし、周りの人間たちが長いものに巻かれていく中で、きちんと『それは違うんだ』『NOだ』ということを叫び続けた人だと思うし、憧れを持ちますね」とコメント。

さらに「自分なりの日本を愛する気持ちと、何よりも吉田茂という男に惹かれた、歳は離れているんですけど友情に近いような関係性っていうのを、僕と鶴瓶さんの中で出せていければなと。特に晩年、吉田茂にものを言える人はそんなに多くなかった。でも白洲さんは物怖じせずにきちんと意見を言っていた方だと思うので、その辺の吉田茂との距離感を出せればいいなとは思って」と語り、関係性に言及。

鶴瓶さんも語った「演説を白洲が手渡して、それを吉田が読み上げるっていうシーン」についても、「すごかったですね。人のお芝居を見てここまで心震えたことがあっただろうかっていうくらい、感動して衝撃でした。吉田茂と重なる部分があった」とコメント。「瞬間に空気が変わる感じを目の当たりにして、これはちょっと生涯忘れないだろうなというシーンでした。そのシーンを一緒にやれただけで、この作品に参加できてよかったなと思いました」とも語っている。

なお、鶴瓶さんによると「ゴールデンで主役やるような方々に囲まれて、キャスティングも頑張ってもらった」という本作。吉田の娘・和子、吉田親子を支え続けた元芸者・こりん、高度成長を牽引した「吉田学校」の池田勇人、佐藤栄作、田中角栄といった大物政治家にも豪華キャストが起用されているという。

テレビ東京開局55周年特別企画スペシャルドラマ「アメリカに負けなかった男 ~バカヤロー総理 吉田茂~」は2020年、テレビ東京系にて放送。
《シネマカフェ編集部》

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