ピクサー作品に共通する“感動”の秘密とは?監督の個人的な体験から生まれた『2分の1の魔法』

『2分の1の魔法』のダン・スキャンロン監督をはじめ、ピクサー作品が感動を呼ぶのは製作陣が実際に経験した“個人的な体験”がストーリーに盛り込まれているから、だという。

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『2分の1の魔法』(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
  • 『2分の1の魔法』(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
  • 『インサイド・ヘッド』ディズニーデラックスで配信中(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
  • 『リメンバー・ミー』ディズニーデラックスで配信中(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
  • 『2分の1の魔法』ワールドプレミア(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
  • 『2分の1の魔法』(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
  • 『2分の1の魔法』(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
  • 『2分の1の魔法』(C)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
トム・ホランドとクリス・プラット、日本版では志尊淳と城田優が“兄弟”役を演じるディズニー&ピクサー最新作『2分の1の魔法』。なぜ、ピクサー作品は国や年代を超えて感動できる物語を生み出すことができるのか? それは、本作のダン・スキャンロン監督をはじめ、製作陣が実際に経験した“個人的な体験”がストーリーに盛り込まれているから、だという。

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これまでのピクサー作品も監督や製作陣の経験や思いが作品のアイディアになり、世界中に響く感動の物語が生まれてきた。

例えば、少女ライリーの頭の中の感情を描いた『インサイド・ヘッド』は、ピート・ドクター監督が娘の成長を見守る中で、“子どもが人生の壁にぶつかったときにどうするべきか?”という実体験から着想を得て、ライリーが成長していく感動の物語が描かれた。

『インサイド・ヘッド』ディズニーデラックスで配信中(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.『インサイド・ヘッド』ディズニーデラックスで配信中
また、メキシコの死者の日を基に家族の絆を描いた『リメンバー・ミー』。同作は共同監督を務めたメキシコ系のエイドリアン・モリーナが、祖父母や両親、兄弟など大家族の中で育った経験が物語に反映されている。親から子への“家族のつながり”を描き、メキシコの文化に詳しくなくとも、誰もが共感できる物語が描かれた。

『リメンバー・ミー』ディズニーデラックスで配信中(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.『リメンバー・ミー』ディズニーデラックスで配信中
このようにピクサー映画のテーマは、監督らが実際に経験してきたことから生まれることが多い。本作もまた、ダン・スキャンロン監督の“父親を亡くした経験”を基に物語が作られている。ダン監督は1歳のころに父親を亡くしているが、大切な人を失うことは誰もが経験すると気づき、その経験を基に物語を膨らませていった。

『2分の1の魔法』(C)2020 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ダン監督は「プロデューサーのコーリー・レイやフィルムメーカーたちと、映画のアイデアのために個人的な体験を語り合っている中で、僕が父親を亡くした経験が出てきたんです。大切な人を亡くした経験は誰にでもあるはずだし、僕の経験が映画になったことにすごく興奮しています。他のピクサー作品を同じくとても内面的なことを描いているからこそ、みんなが共感できるストーリーなんです」と、本作に込めた思いを明かしている。

そんな本作の主人公は、“一度でいいから父親に会いたい”と願う16歳の少年イアンだ。イアンは内気で、自分に自信がないが、実は隠れた魔法の才能を持っている。ダン監督はこの“魔法”という要素が、本作で父親との関係性を基に描く上でストーリー上に欠かせないものだったと語る。

幼いころ父親の声が入った1本のカセットテープが残されており、何回も繰り返し父親の声を聞いていたというダン監督。そこには「ハロー」と「グッバイ」という、たった二言が入っていたが、ダン監督にとってはまるで“魔法”のように思えたことが、この物語の出発点になっている。

『2分の1の魔法』(C)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
「僕は小さいころ、父親の声が入ったカセットテープを何度も聞いていました。『ハロー』と『グッバイ』という二言だけだったけれど、僕と兄にとってそれは魔法のように思えて、それがこの物語の出発点になっているんです。イアンはお父さんのように優秀で勇敢な人になりたいと思っています。亡くなったイアンのお父さんも、息子たちがどう成長したかを自分の目で見るためミステリアスな呪文と杖と特別な宝石を残していました」と監督。

「もし大切な人と一日だけ一緒に過ごすことができるなら、ものすごくエキサイティングなものになるはずで、映画の舞台はそういう素晴らしい機会を得ることが可能な世界でなくてはならないと思ったのです」と明かしている。

ダン監督の個人的体験から描かれた本作には、一体どんな感動の結末が待ち受けているのだろうか?

『2分の1の魔法』は3月13日(金)より全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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