「衝撃的な美」を映すフォトグラファーに迫る『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』予告

“20世紀を最も騒がせた”ファッション・フォトグラファーのドキュメンタリー映画『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』から日本版予告編とポスタービジュアルが解禁。

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“20世紀を最も騒がせた”ファッション・フォトグラファーの世界的巨匠ヘルムート・ニュートンの生誕100年を記念して製作されたドキュメンタリー映画『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』が、12月11日(金)より公開。その日本版予告編とポスタービジュアルが解禁された。

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2004年にロサンゼルスで自動車事故により不慮の死を遂げた後も、長く人々の記憶に残り続けている写真家ヘルムート・ニュートン。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Self portrait, Monte Carlo, 1993 (c)Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
1920年にドイツ・ベルリンに生まれ、映画やラジオなどの大衆文化が広まったワイマール文化の中で育ったニュートンは、50年代半ばから各国版の「ヴォーグ」誌をはじめとするファッション誌にユニークかつ衝撃的な作品を次々と発表。それまでの着せ替え人形のようなモードを見慣れていた読者に強烈なインパクトを与えた。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Arena, Miami, 1978 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
だが、その作品は「ポルノまがい」「女性嫌悪主義」との議論も巻き起こし、「20世紀を最も騒がせた写真家」とも呼ばれた。本作はニュートンの生誕100年を記念して製作された。

今回、解禁となった90秒の予告編では、ニュートンと仕事をしたことのある“12人の女たち”が、ニュートンの作品の意義とそれが社会にもたらした意味を語る。


ニュートンの作品を何度も表紙に起用した米国版「ヴォーグ」編集長のアナ・ウィンターが「表紙を飾る衝撃的な美」「彼が撮る女性は力強く挑戦的」と語れば、批評家・小説家のスーザン・ソンタグが「あなたの写真は女性蔑視で不愉快」と語る姿も紹介され、当時、ニュートン作品が社会に与えたインパクトの大きさがうかがえる。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Anna Wintour (c) Pierre Nativel, LUPA FILM
また、歌手としても有名なグレイス・ジョーンズや、『ブルーベルベット』などデヴィッド・リンチ作品の印象が強いイザベラ・ロッセリーニが登場。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』 David Lynch and Isabelle Rossellini, Los Angeles, 1988 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
『愛の嵐』でニュートンがスチルマンとしてヌードを撮影したシャーロット・ランプリングや、日本でもスーパーモデルとして90年代に人気を誇ったクラウディア・シファー、さらに「世界で最も足の長いモデル」としてギネスブックにも登録されたナジャ・アウアマンらも登場する。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Charlotte Rampling(c) Pierre Nativel, LUPA FILM
自由で自立した女たちが毅然とした態度で語る姿から、いまは亡きニュートンが強く惹かれた女性たちのイメージが蘇ってくるかのようで、予告の後半には、それを予見していたかのような故カール・ラガーフェルドの「次世代の女性の姿 それは彼の写真のなかにある」という言葉も引用されている。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Rue Aubriot, Paris, 1975 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』は12月11日(金)よりBunkamuraル・シネマ、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。
《text:cinemacafe.net》

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