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「衝撃的な美」を映すフォトグラファーに迫る『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』予告

“20世紀を最も騒がせた”ファッション・フォトグラファーのドキュメンタリー映画『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』から日本版予告編とポスタービジュアルが解禁。

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『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Arena, Miami, 1978 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Arena, Miami, 1978 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
  • 『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Arena, Miami, 1978 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
  • 『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Anna Wintour (c) Pierre Nativel, LUPA FILM
  • 『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Charlotte Rampling(c) Pierre Nativel, LUPA FILM
“20世紀を最も騒がせた”ファッション・フォトグラファーの世界的巨匠ヘルムート・ニュートンの生誕100年を記念して製作されたドキュメンタリー映画『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』が、12月11日(金)より公開。その日本版予告編とポスタービジュアルが解禁された。

>>『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』あらすじ&キャストはこちら

2004年にロサンゼルスで自動車事故により不慮の死を遂げた後も、長く人々の記憶に残り続けている写真家ヘルムート・ニュートン。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Self portrait, Monte Carlo, 1993 (c)Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Self portrait, Monte Carlo, 1993 (c)Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
1920年にドイツ・ベルリンに生まれ、映画やラジオなどの大衆文化が広まったワイマール文化の中で育ったニュートンは、50年代半ばから各国版の「ヴォーグ」誌をはじめとするファッション誌にユニークかつ衝撃的な作品を次々と発表。それまでの着せ替え人形のようなモードを見慣れていた読者に強烈なインパクトを与えた。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Arena, Miami, 1978 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Arena, Miami, 1978 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
だが、その作品は「ポルノまがい」「女性嫌悪主義」との議論も巻き起こし、「20世紀を最も騒がせた写真家」とも呼ばれた。本作はニュートンの生誕100年を記念して製作された。

今回、解禁となった90秒の予告編では、ニュートンと仕事をしたことのある“12人の女たち”が、ニュートンの作品の意義とそれが社会にもたらした意味を語る。


ニュートンの作品を何度も表紙に起用した米国版「ヴォーグ」編集長のアナ・ウィンターが「表紙を飾る衝撃的な美」「彼が撮る女性は力強く挑戦的」と語れば、批評家・小説家のスーザン・ソンタグが「あなたの写真は女性蔑視で不愉快」と語る姿も紹介され、当時、ニュートン作品が社会に与えたインパクトの大きさがうかがえる。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Anna Wintour (c) Pierre Nativel, LUPA FILM『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Anna Wintour (c) Pierre Nativel, LUPA FILM
また、歌手としても有名なグレイス・ジョーンズや、『ブルーベルベット』などデヴィッド・リンチ作品の印象が強いイザベラ・ロッセリーニが登場。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』 David Lynch and Isabelle Rossellini, Los Angeles, 1988 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』 David Lynch and Isabelle Rossellini, Los Angeles, 1988 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
『愛の嵐』でニュートンがスチルマンとしてヌードを撮影したシャーロット・ランプリングや、日本でもスーパーモデルとして90年代に人気を誇ったクラウディア・シファー、さらに「世界で最も足の長いモデル」としてギネスブックにも登録されたナジャ・アウアマンらも登場する。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Charlotte Rampling(c) Pierre Nativel, LUPA FILM『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Charlotte Rampling(c) Pierre Nativel, LUPA FILM
自由で自立した女たちが毅然とした態度で語る姿から、いまは亡きニュートンが強く惹かれた女性たちのイメージが蘇ってくるかのようで、予告の後半には、それを予見していたかのような故カール・ラガーフェルドの「次世代の女性の姿 それは彼の写真のなかにある」という言葉も引用されている。

『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Rue Aubriot, Paris, 1975 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』Rue Aubriot, Paris, 1975 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』は12月11日(金)よりBunkamuraル・シネマ、新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》

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