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レインボー・リール東京、上映作品決定!13作品が日本初上映

LGBTQ+をテーマとした映画を、ジャンルを問わず国内外からセレクションして上映する「第29回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)」の上映プログラムが決定。全14作品の内、13作品が日本初上映となる。

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『ストロベリーミルク』
『ストロベリーミルク』
  • 『ストロベリーミルク』
  • 『世紀の終わり』(C)Stray Dogs
  • 『ノー・オーディナリー・マン』
  • 『親愛なる君へ』(C) 2020 FiLMOSA Production All rights
  • 『シカダ』
  • 『恋人はアンバー』
  • 『叔・叔(スク・スク)』(C)Films Boutique
  • 『であること』(C)EpocL
LGBTQ+をテーマとした映画を、ジャンルを問わず国内外からセレクションして上映する「第29回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)」の上映プログラムが決定。全14作品の内、13作品が日本初上映となる。

シネマート新宿では8作品を、シネマート心斎橋で7作品を上映。また、アジア・太平洋地域の新作短編映画を紹介するプログラム「QUEER×APAC 2021」では、6作品をオンライン上映する。世界各国で受賞、評価された作品が並ぶ充実のラインアップとなっている。

新型コロナウイルスによるコロナ禍の状況は、映画館の休業や、新作映画の公開延期など、映画業界に大きな影響をもたらしている。また、日本のLGBTQ+においても、今年3月に札幌地方裁判所が「同性婚を認めないのは違憲」とする判断をした一方、5月にはLGBT理解促進法案の国会への提出が見送られたことも物議を醸した。

いまこそ、大きなスクリーンで、あるいはオンラインでも、多様性溢れる世界中の優れた作品に触れることのできるチャンスとなっている。

<上映作品>


『世紀の終わり』2019・アルゼンチン ★日本初上映


『世紀の終わり』(C)Stray Dogs
バルセロナで偶然出会ったアルゼンチン人とスペイン人の男性2人。一夜だけに見えた男たちの関係は、20年にわたる壮大な愛の記憶を呼び起こす。時間の概念を巧みに操り、恋人との過去・現在・未来を描いた究極のラブストーリー。『WEEKEND ウィークエンド』(第21回上映)や『君の名前で僕を呼んで』を彷彿とさせる本作は、各国の映画祭で上映され人気を博した。2019年を代表する作品。

『ストロベリーミルク』2020・オーストラリア ★日本初上映


『ストロベリーミルク』
母を自殺により亡くし、独りで家に取り残された16歳のクローディア。外の世界を知らない彼女が、グレースという同い年の少女に出会う。家族と衝突し、家に居場所のないグレースもまた独りだった。彼女たちは閉ざされた森の中で2人だけのカラフルな世界を築き上げていく。2人の愛おしい夏の日々は瞬く間に過ぎ、やがて…。叙情的な映像美で少女たちの初恋とシスターフッドを描いた、オーストラリアの新星ケイティ・ファウンド監督の長編デビュー作。

『ノー・オーディナリー・マン』2020・カナダ ★日本初上映


『ノー・オーディナリー・マン』
1940年代から50年代に活躍したのち表舞台から姿を消したジャズミュージシャン、ビリー・ティプトン。1989年に死去後、「キャリアのために性別を隠していた女性」と報じられ、ビリーの家族に世間から好奇の目が向けられる。彼がトランス男性だった事実は語られることなく…。本作はビリーの人生を再構築し、その素顔に迫るドキュメンタリー。トランスジェンダーの文化人が多数登場し、ビリーがトランスコミュニティに遺したレガシーをふり返る。

『親愛なる君へ』2020・台湾 ★日本初上映


『親愛なる君へ』(C) 2020 FiLMOSA Production All rights
※特別先行上映 7月23日(金・祝)シネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開

老婦・シウユーの介護と、その孫のヨウユーの面倒をひとりで見る青年・ジエンイー。血のつながりもなく、ただの間借り人のはずのジエンイーがそこまで尽くすのは、2人がいまは亡き同性パートナーの家族だからだ。しかしある日、シウユーが急死してしまう。病気の療養中だったとはいえ、その死因を巡り、ジエンイーは周囲から不審の目で見られるようになる。

警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、終いには裁判にかけられてしまう。だが弁解は一切せずに、なすがままに罪を受け入れようとするジエンイー。それは全て、愛する“家族”を守りたい一心で選択したことだった…。金馬奨3部門受賞をはじめ、台北映画奨、台湾映画評論家協会奨でも受賞するなど、大きな話題を呼んでいる本作が特別先行上映作品として登場。

『シカダ』2020・アメリカ ★日本初上映


『シカダ』
ブルックリンに住むベンは、日々の仕事を渡り歩きながら、様々な男女と一夜限りの肉体関係を持ち続けていた。ある日、ベンは古書店で黒人のサムと出会う。蝉の声が響き渡る夏の間、ベンとサムは急速に関係を深めていくが、次第にそれぞれが抱えるトラウマが2人の前に立ちはだかる。監督・主演のマシュー・ファイファーが自身の幼児期の体験とサム役のシェルダン・ブラウンの実体験をベースに描いた、痛切で親密なラブストーリー。

『恋人はアンバー』2020・アイルランド ★日本初上映


『恋人はアンバー』
90年代半ば、アイルランドの田舎町。高校生のエディは父の後を継いで軍隊に入ることを望み、アンバーは自由な大都会ロンドンに引っ越すことを夢見ている。2人の共通点は同性愛者だということ。周囲にセクシュアリティを悟られないようカップルを演じることにしたエディとアンバーだが、やがて2人の“理想的”な関係は崩れ始め…。自分らしく生きることにもがく10代の男女の友情をハートウォーミングに描いた青春映画の傑作。

『叔・叔(スク・スク)』2019・香港 ★日本初上映


『叔・叔(スク・スク)』(C)Films Boutique
退職が間近に迫ったタクシー運転手のパクと、すでに引退しているシングルファーザーのホイ。2人の出会いが長年抑制し続けてきた感情を呼び起こす。しかし、一緒に将来を築くには乗り越えなければならない壁がいくつも存在していた。同性愛とエイジングという問題を当事者やゲイ・コミュニティなど多角的な視点から描く。第70回ベルリン国際映画祭など各国の映画祭で上映され、中華圏で最大の映画賞である金馬奨で5部門にノミネートされた話題作。

『であること』 2020・日本


『であること』(C)EpocL
海外コーディネーターとして、テレビ業界で生きる西山ももこは、日々の仕事の中で、ふと疑問を持つ。西山はLGBTQにカテゴライズされている人たちに、彼らが積み重ねてきた内省や思索を聞くべく、訪ね歩くことを決意。友人をはじめとした9人に率直な疑問を投げかけ、自分自身“であること”を聞くうちに、西山はさらなる疑問を持ち始める。対話をくりかえす中で、「LGBTQ」「マイノリティ」「男と女」…様々な言葉で区別してきたものの境界線は、次第に曖昧になっていく…。数々のテレビ放送に関する賞を受賞してきた和田萌が、独自で多様な生き方をしている人々を追ったドキュメンタリー。

QUEER×APAC 2021 ~アジア・太平洋短編集~【オンライン上映のみ】★日本初上映


アジア・太平洋地域の新作短編映画を紹介するプログラム。今年は特別にオンライン版で上映。各国のフレッシュな才能による、新しいクィア表現を堪能してみては。

『フロス』2019・中国


QUEER×APAC 2021 ~アジア・太平洋短編集~『フロス』
ティンは新しい恋人のマークの“歯”にフェティッシュなまでの強い性的魅力を感じていた。ティンはマークにこのことを打ち明けたいと思っているが…。

『リップスティック』2019・台湾/韓国


QUEER×APAC 2021 ~アジア・太平洋短編集~『リップスティック』
隠し持っていたリップスティックを同級生に見つけられ、ひどいイジメに遭う高校生。ある日、コインランドリーで出会った少女と出会い、2人でトンネルに入っていく。

『ウィッグ』 2019・インド


QUEER×APAC 2021 ~アジア・太平洋短編集~『ウィッグ』
アルティカは自立したキャリアウーマン。仕事帰りによく見かけるセックスワーカーのトランス女性を助けたことをきっかけに、自分自身の偏見と向き合う。

『キラン』2021・パキスタン


QUEER×APAC 2021 ~アジア・太平洋短編集~『キラン』
もうすぐ花嫁になる女性に、メヘンディ(ヘナタトゥー)を施す絵師のキラン。女性と親密な時間を過ごすうち、キランはあることを思いつく。

『アイス』2019・韓国


QUEER×APAC 2021 ~アジア・太平洋短編集~『アイス』
覚醒剤(アイス)の取引のため地方へ向かう2人の男たち。途中、覆面警官に追われているのではないかと怯えるが、取引を約束した場所までたどり着く。

『ストレンジャーズ』2019・オーストラリア


QUEER×APAC 2021 ~アジア・太平洋短編集~『ストレンジャーズ』
老人ホームに入居中の母親が入居者の女性と同じベッドに寝ていたと連絡を受け、困惑する娘と息子。対応を探る職員は…?

第29回レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)は7月16日(金)~7月22日(木・祝)シネマート新宿にて、7月23日(金・祝)~7月29日(木)シネマート心斎橋にて(各会場:計7日間 合計:14日間)開催。

オンライン上映作品・配信期間:7月16日(金)19時~7月29日(木)23時59分まで。
《シネマカフェ編集部》

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