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M.ナイト・シャマラン、『オールド』を国際色豊かなキャスティングにした理由とは?

『オールド』M.ナイト・シャマランが、メキシコ生まれのガエル・ガルシア・ベルナルをはじめ国際色豊かなキャスティングにした理由とは?

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『オールド』(C) 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
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スリラー映画の名手M.ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』。本作でシャマラン監督が選んだテーマは、“時間”。バカンスを過ごすために訪れた美しいビーチで、“時間”が異常なスピードで加速し身体が老いていく不可解な現象に見舞われ、謎を解かなければ脱出できない家族の恐怖とサバイバルを描く。この度、シャマラン監督がこだわったキャスティングについてのコメントが到着した。

>>『オールド』あらすじ&キャストはこちらから

本作は、ある年の父の日にシャマランが3人の娘たちからグラフィックノベル「SANDCASTLE」(原題)を贈られたことから始まった。2011年に出版されたこの書籍は、フランス人作家であるピエール・オスカル・レヴィと、アーティストであるフレデリック・ペータースが手掛けた、物悲しく瞑想的な雰囲気の作品で、いろいろと考えさせられるような内容。休暇を楽しもうと人里離れたビーチを訪れた人々が急速に年を重ねることとなってしまうというストーリーが、シャマランの想像力を刺激し、全ての人に共通する“死”についてのストーリーを映画に落とし込んだという。


本作だけでなく『ヴィジット』『スプリット』『ミスター・ガラス』でも製作総指揮を務めたスティーヴン・シュナイダーは、本作の人を惹きつけるようなストーリーに深みと真正性を加えるため、シャマランは世界中のあらゆる地域から役者を加える必要があると感じ、様々な民族的バックグラウンドや国籍を持つ、勢いある役者に出演してもらおうとしたと明かす。


また、シャマランは「製作に携わる全ての映画作品において、僕が今どこにいるのかを反映したものにしたいと思っています。今いる場所を表現することで、僕が移民であるという事実を知らせることができると思います」と語り、「キャリアを語る際には特別目立たせることはしないが、僕は米国で映画製作をしながらも、生まれはインドのポンディシェリ。幸運なことに、ハリウッドで映画製作をして、世界中の人々に映画を観てもらうことができています。だからか、出演者を検討するときにメキシコ訛り、ドイツ訛り、英国訛りの役者を迎えるのは素敵なことだと思います」と、自分のバックグラウンドを反映させたものを作ろうとしたことを教えてくれた。

今回一家の父親ガイ役を演じたメキシコ生まれのガエル・ガルシア・ベルナル、妻プリスカを演じたルクセンブルク生まれのヴィッキー・クリープス、娘役を演じたニュージーランド出身のトーマシン・マッケンジーや、アジア系アメリカ人のケン・レオンら国際色豊かなキャスト陣のキャスティングが、シャマラン監督の理想の形であったことが分かるだろう。


また、プロデューサーのアシュウィン・ラジャンにとって、国際色豊かな出演者たちを率いるという点でもガエルは理想的だったと言い、「思いやりに溢れたガエルは、ガイ役にぴったりな役者だった。命が脅かされている状況下で子供が2人いる父親であり、プリスカの夫でもあるガイを演じるには、瞬時にこの役柄に入り込めなければならない。作品全体がガイや2人の子供の視点から描かれている。その点でガエルは素晴らしく成し遂げてくれたと思う。人を惹き込むような役者だ」と、ガエルがまさに適役であったこと、そして本作での好演を絶賛している。

コロナ禍でオーディションを実施し、撮影を行い、1800万ドルもの製作費も監督自らが出して製作された肝いりの本作。キャスティングにおいても一切妥協をすることなく、理想の俳優たちが集結した最新作といえそうだ。

『オールド』は8月27日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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