『悪なき殺人』から『バベル』まで、ある出来事がその後の運命を大きく変える映画

「風が吹けば桶屋が儲かる」や「バタフライ効果」…たった1つの小さな間違いから偶然が重なり、当初は想像もできなかった運命が待ち受ける、そんな映画を一挙紹介。

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『悪なき殺人』(C)2019 Haut et Court – Razor Films Produktion – France 3 Cinema visa n 150 076
  • 『悪なき殺人』(C)2019 Haut et Court – Razor Films Produktion – France 3 Cinema visa n 150 076
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  • 『悪なき殺人』(C)2019 Haut et Court – Razor Films Produktion – France 3 Cinema visa n 150 076
  • 『バベル』(C)2006 by Babel Productions, Inc. All Rights Reserved.
  • 『シンプル・プラン』(C) APOLLO
  • 『シンプル・プラン』(C) APOLLO

「風が吹けば桶屋が儲かる」。一見すると全く関係がないと思われる場所や物事に影響が及ぶことのたとえとして、古くから使われている日本のことわざ。1つの事象が全く想像できない結果を生み出すという意味で使われるが、力学では「バタフライ効果」とも呼ばれる。この手法は映画でも多用されており、サスペンス手法として用いられている名作が多数。

第32回東京国際映画祭にて『動物だけが知っている』(仮題/原題:Only The Animals)というタイトルで上映され、観客賞と最優秀女優賞を受賞した驚愕のサスペンス『悪なき殺人』もまた、たった1つの小さな間違いから偶然が重なり、当初は想像もできなかった殺人事件へまで発展してしまう。結果から見るとその伏線の回収に感心し、起因から見ると結末が全く分からないスリルがある…今回はそんな名作を紹介する。


『バベル』2006年/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督


モロッコで、闇売買で父親が手に入れたライフルを渡された遊牧民の兄弟。射撃の腕を競ううちに遠くのバスを標的にしてしまう。そして、そのバスに乗車していたアメリカ人夫婦が銃撃を受けて負傷、一向に助けは来ず、バス内の観光客たちとも不安が広がっていく。夫妻が残してきた子どものシッターをしているのはメキシコ人女性。彼女は夫妻の怪我により故郷で行われる息子の結婚式に間に合わないことに気づき、子どもたち共々メキシコへ向かう。そして次第に銃撃事件が解明され、ライフルの入手元がモロッコに来た日本人であることが判明、物語は日本へとつながっていくーー。メキシコ・モロッコ・東京、世界3か国を舞台にブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、役所広司、菊地凛子らが出演。


『シンプル・プラン』1999年/サム・ライミ監督


田舎町で小さな会社に勤め、妻とつつましく生きる善良で平凡な青年、ハンク。年に一度の父の墓参りに兄ジェイコブが連れてきたのは、粗野な友人・ルー。墓参りの帰りに3人は偶然にも誰も行かない森の中に墜落した飛行機を見つけてしまう。そして、その中にあったのは大金。ハンクは警察に届けようとするが、兄は3人で山分けしようと提案する。急に大金持ちになると噂が広まる小さな町で、しばらくハンクが大金を預かり、飛行機が見つかってほとぼりが冷めたら街を出て優雅に暮らす、というとてもシンプルなプランを考えつく。それによって全ての幸福を失ってしまうことを知らずに…。


『バタフライ・エフェクト』2005年/エリック・ブレス監督


子どもの頃から短時間の記憶を失うという症状に悩まされていたエヴァン(アシュトン・カッチャー)は、その症状が7年も起こらないまま大学生になった。昔つけていた日記を読み返してみると、その日記に書かれている過去の時点に戻れる能力があることに気づく。自分のせいで幼なじみのケイリーの人生を狂わせてしまっていたことを知ったエヴァンは、過去に戻り運命を変えることを決意。しかし、過去に戻り、選択肢を変えることによって変化した現在では、エヴァン本人もしくは彼が救おうとした誰かが必ず不幸になっていた。何度過去をやり直してもケイリーを幸せにできないと知ったエヴァンは、ある決断をする…。


『桐島、部活やめるってよ』2012年/吉田大八監督


田舎の県立高校。バレー部のキャプテンにしてスター選手だった桐島が、理由も告げずに突然部活をやめた。そのことにより、あらゆる部活、クラスの人間関係に波紋が広がっていく。校内の人間関係に緊張感が張りつめる中、桐島とは最も遠い存在だったはずの映画部・前田(神木隆之介)らの映画製作にも影響が出始め、物語は思わぬ方向へ展開していく。


『悪なき殺人』2019年/ドミニク・モル監督


フランスの山間の人里離れた町で、吹雪の夜にある女性が行方不明となる事件が発生。この失踪事件を軸にした5人の男女が思いもよらない形で繋がっていき、フランスからアフリカへとまたがる壮大なミステリーに発展、事件に絡んでいた事実が次第に明らかになっていく…。幾重にも重なる「偶然」という「必然」を通して、人間の本能と滑稽さをも内包した極上のサスペンスドラマ。

『悪なき殺人』は12月3日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開、12月4日(土)よりデジタル公開。

《text:cinemacafe.net》

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