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孤立無援の宇宙船に暮らす若者たちが本能に目覚めたその時…青春SFスリラー『ヴォイジャー』

『ダイバージェント』のニール・バーガー監督と若手実力派キャストで贈るSFスリラー大作が誕生! 惑星到着まで86年、宇宙船という名の密室で若者たちを襲う不測の事態とは…? 

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『ヴォイジャー』(C)2020 VOYAGERS FINANCING AND DISTRIBUTION, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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地球での暮らしが困難になり、人類が他の惑星を目指し始めた近未来。惑星移住ミッションの担い手として、30人の子どもたちが宇宙船に乗り込むが…。『ダイバージェント』のニール・バーガー監督と若手実力派キャストで贈るSFスリラー大作が誕生! 惑星到着まで86年、宇宙船という名の密室で若者たちを襲う不測の事態とは…? 近未来SFでありながら、青春映画のヒリついた手触りを感じさせる本作の新感覚な魅力を紐解いていく。

宇宙船上で若者たちが自我に目覚める?!“青春”要素も強い新感覚SFスリラー


地球温暖化による飢饉が発生し、人類は別の惑星への移住を計画することに。宇宙船で惑星に到着するまでの期間は86年、計画を託されたのは30人の子どもたちと彼らの指導教官1人。子どもたちは教官の下、船内で成長し、子孫を残し、惑星に到達する孫世代へと任務をつなぐ使命を負っていた。しかし、航行開始から10年、若者へと成長した乗員たちは、毎日服用していた“青いドリンク”により、自分たちの欲望や衝動が抑制されてきた事実を知る。なぜ僕らは“青いドリンク”を飲まなくてはならないのか? このささやかな疑問が、やがて宇宙船内の秩序を崩壊させていくことに…。

生まれて初めて何かを“感じた”とき、人間はどうなるのか? 喜び、怒り、悲しみを感じ、興味と欲望を知ったとき、人と人の間には何が起こるのか? 宇宙船という名の閉ざされた居住空間で、乗員たちは長い長い抑圧から解放され、突如として自覚し始めた本能と向き合うことになる。しかも、彼らは思春期真っ只中の不完全な若者。自分自身はもちろん、他者への興味も尽きないヤングジェネレーションの衝動が危うく開花し、スリリングなストーリーへと連なっていく。

そこには青春ドラマのえぐみやきらめきのみならず、原始的なパニックストーリーの様相も。ある者は異性の肉体に興味を示し、ある者は暴力の陶酔感に取りつかれ、ある者はひたすら自由を求め、ある者は自分という存在に葛藤しながら他者を渇望する…。そんな混沌の中で、愛、優しさ、思いやりの心はどのように生まれていくのか? そもそも、人間とはどんな存在なのか? 彼らの目の前の敵は、人類滅亡の危機でもなければ、宇宙船内の狂騒を外から見つめる未知の生物でもないかもしれない。一歩先、一言先にすら予想外の危険がはらみ、ギリギリの緊迫感が押し寄せてくる展開の中に、人間と社会の本質を見つめた深遠なメッセージが詰まっている。

気鋭の若手俳優が勢揃い!
思春期ならではの心理合戦が描かれる


閉ざされた宇宙船の中で感情を知り、衝動を知り、自分と闘い、他者と関係を築く。この普遍性すら伴うストーリーを体現するため、若手実力派たちが集結した。

“青いドリンク”の違和感に最初に気づく主人公・クリストファーを演じるのは、『ツリー・オブ・ライフ』や『MUD -マッド-』でキャリア初期から注目を集め、2018年の『レディ・プレイヤー1』では“スピルバーグ作品の顔”を堂々と務めたタイ・シェリダン。課せられたミッションの真実を探り、自らの存在に向き合おうとするクリストファーは物語の良心となり得るのか? シェリダンが繊細に演じるクリストファーの動向が、宇宙船の運命を左右する。

そんなクリストファーとの距離を縮めていくセラを演じるのは、『キング』や『パリの恋人たち』のリリー=ローズ・デップ。二世セレブの枠を華麗に脱し、いまや若手女優として注目を集めるデップが、現状に違和感を覚えながらも自分について、人生についての答えを見つけ出そうとするサラを好演。美しいサラは、それゆえに異性の目を引く存在でもある役どころ。自らの意思に関係なく、混沌の中心に放り出されるサラの戸惑い、それを乗り越える強さを、持ち前の凛とした眼差しで演じている。

また、セラに興味を示し、クリストファーと対立するザックを演じるのは、『ダンケルク』の主演俳優フィン・ホワイトヘッド。“青いドリンク”を飲むのをやめ、自我に目覚めたザックは欲望を露わにしながらパワーを武器に暴走。宇宙船きっての危うい存在と化し、船内をかき乱していく。控えめな青年の役も似合うホワイトヘッドが、野性味と狂気をはらんだ役をどう演じるかに注目だ。

さらに、若き乗員たちの指導者リチャード役を、コリン・ファレルが演じているのも見逃せない。船内で唯一の大人であるリチャードは、乗員たちの成長を見守り続けてきた科学者。たった1人でミッションを背負い、遂行しようと努める彼の“親心”も、物語の行方を占ううえで欠かせない要素の1つになっている。

『ヴォイジャー』は3月25日(金)より全国にて公開。

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《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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