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足立紳、自身の小説「弱虫日記」を映画化 主演は関西ジャニーズJr.池川侑希弥『雑魚どもよ、大志を抱け!』

映画作家・足立紳が執筆した小説「弱虫日記」(講談社文庫)を、自身で監督し映画化した『雑魚どもよ、大志を抱け!』の公開が来春に決定。

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『雑魚どもよ、大志を抱け!』(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会
『雑魚どもよ、大志を抱け!』(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会
  • 『雑魚どもよ、大志を抱け!』(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

映画作家・足立紳が執筆した小説「弱虫日記」(講談社文庫)を、自身で監督し映画化した『雑魚どもよ、大志を抱け!』の公開が来春に決定。少年時代の葛藤と前進を描く運身の感動作となっている。

高崎瞬は、癌の手術で片方の乳房を無くした口うるさい母親・佳子と、多くを語らない父親・作郎の下で育つ、仲間たちとのバカな遊びやいたずらに夢中なやんちゃな男子。その瞬の親友たちには、犯罪歴のある父を持つ隆造や、いじめを受けながらも映画監督になる夢を持つ西野など、様々なバックボーンを抱えて苦悩しつつも懸命に明日を夢見る少年たちがいる。子ども同士のシビアな権力争いやいじめを前に、友達を守るために、そして大嫌いな自分と訣別するためにも、瞬は勇気を振り絞る…。

『百円の恋』では、引きこもりがちだった30代ニート女性が、恋とボクシングに出会い変わっていく姿を、『アンダードッグ』では、咬ませ犬に成り下がった中年ボクサーがどん底から這い上がろうとする姿を、『喜劇 愛妻物語』では、売れない脚本家と鬼嫁の絶妙なやり取りで笑いをさらいつつ、根底に流れる夫婦愛を…と、欠点だらけで愛すべき者たちの織り成す人間賛歌を描き、観客の熱い支持を受けてきた足立監督。自身が執筆した小説「弱虫日記」を原作とし、「プライドを必死に獲得しようともがいている少年たち。その姿を今の世の中に問うてみたい」と意欲を燃やす作品が、この最新作。

主役は、昭和の終わりごろにとある地方の町に住む小学6年生男子たち。映画初主演を務める、オーディションで高崎瞬役に抜擢されたのは、2019年に事務所へ入所したばかりの関西ジャニーズJr.(Boys be)の池川侑希弥。同級生たちには、田代輝、白石葵一、松藤史恩、蒼井旬、坂元愛登、岩田奏ら。瞬の両親役には臼田あさ美と浜野謙太、妹を新津ちせ、瞬の親友・隆造の両親役を永瀬正敏と河井青葉が演じる。

・池川侑希弥コメント
高崎瞬を演じました池川侑希弥です。
「オーディションで選ばれました」と聞いた時は嬉しかったんですが、初めての映画で主人公の瞬役に決まったと知ったあと、プレッシャーが押し寄せて来たのを覚えています。約1ヶ月間飛騨市での撮影で共演者の皆さんやスタッフさんと共に過ごす中で徐々に不安もなくなって楽しく撮影することが出来ました。
この映画は、友達に弱い部分を見せられず強がっている主人公の瞬が友達と色々な経験をして成長していくお話です。どこか自分にもそういう所があるなと思いながら撮影していましたが、主人公の瞬を演じる事で自分自身も成長出来たと思っています。
1歩を踏み出す勇気をくれるお話ですので、瞬が自分の殻を破る瞬間をぜひスクリーンで見届けてください!

・足立紳監督コメント
この作品のシナリオを初めて書いたのはもう20年以上も前だ。なんとか映像化したいと思い、いろいろと動き回ったが実現には至らなかった。ぼんやりしている間にものすごいスピードで時代が変わり、いろいろなものの価値観も大きく変化した。価値観をアップデートできない人間はそれだけでもうダメだという空気も感じる。
人間は不完全だからこそ魅力的だと思い、そういう人間ばかり描いてきたつもりだが、それが通用しなくなってきていることもひしひしと感じる。不完全な人間を安易に魅力的だと言ってはいけない時代なのだと思う。それでも手元にあった、そういう人間ばかり出てくるこのシナリオを映像化したいとまだ思っていた。エゴでもあろうが、でもこのシナリオの中には、やっぱり人の大切な部分が描かれていると思えた。僕がとうの昔になくしてしまったプライドというものを、シナリオの中の子供たちは、必死に獲得しようとうともがいていた。そういう子供たちの姿を、今の世の中に問うてみたいと思った。そして、そんな登場人物たちに真摯に向き合って演じてくれた池川君、田代君、白石君、松藤君、岩田君、蒼井君、坂元君たち小学5年生から中学2年生の彼らの姿がとても眩しくて、撮影中、何度も目がくらんだ。

『雑魚どもよ、大志を抱け!』は2023年春、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。


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《シネマカフェ編集部》

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