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【ネタバレあり】「シー・ハルク:ザ・アトーニー」最終話:ブルースの行方&ハルキングの正体…怒涛のラストに賛否両論?

待望のデアデビルが登場し、ジェニファーといい感じになるという展開にまで発展したのも束の間トラブル発生。ハルキングとその仲間に公衆の面前で嵌められ、力を暴走させてしまう。ブルースの行方、ハルキングの正体など残り約30分でどう終わらせるのか注目の最終話…!

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「シー・ハルク」第9話 (c) 2022 Marvel
「シー・ハルク」第9話 (c) 2022 Marvel
  • 「シー・ハルク」第9話 (c) 2022 Marvel
  • 「シー・ハルク」第9話 (c) 2022 Marvel
  • 「シー・ハルク」第9話 (c) 2022 Marvel
  • 「シー・ハルク:ザ・アトーニー」ディズニープラスで独占配信中©2022 MARVEL

ようやくファン待望のデアデビルが登場し、ジェニファーといい感じになるという展開にまで発展したのも束の間、またもやジェニファーにトラブル発生。ハルキングとその仲間に公衆の面前で嵌められ、シー・ハルクとしての力を暴走させてしまう。今シーズンで残されていた、ブルースの行方、ハルキングの正体など残り約30分でどう終わらせるのか注目の最終話!

ハルキングの集会に都合よく割り込んだその流れからラストバトルか…? と思わせておいて、今回のドラマの特徴である第4の壁を突破してケヴィン・ファイギに直談判するというデッドプール的な展開に。ジェニファーはマーベルスタジオに殴り込み、「シー・ハルク」のクリエイター達と殴り込みなんて非現実的! と冷笑を買う寸劇をし、ケヴィン・ファイギと見せかけてケヴィンという名のMCUのストーリーコントロールをしているというマシーンと交渉という斬新な流れ。最終弁論という演出がやや分かりにくい中、この後のストーリー展開を提案するジェニファーだが、ここはかなり好みが別れそう。良い方に取れば、第4の壁を破りケヴィンに直談判しこれまでとはひと味違うドラマにするという宣言にも取れるが、悪い方にも捉えることもできる。これまでのMCUドラマの展開と同じように、最終話のラストバトルに全てを詰め込まなければ30分でまとまるはずもないと思っていたファンへの予防線を張るような語り口でもあるのだ。シーズン通してユニークさがあっただけに、ここはファンへのエクスキューズ要素も感じられそうな演出はもったいない。また、何よりVFXの予算が限られているというネタは、先日MCUのVFXチームの過酷な労働環境がメディアで報じられ何も解決していない中でやるジョークとしては笑えない…。

今までにないラストという点では斬新だったが、少し中途半端だった気も。第4の壁も、女性主人公ならではの描写も、リーガルコメディも、最終話のメタ的展開も、どれもそれぞれ単体のアイディアとしては素晴らしいが、全部やろうとしてややぼやけてしまっているとも言える。それまで概ね好きだった視聴者も最終話で、VFXの笑えないジョークの件も踏まえると一気に好き嫌いが分かれそうだ。

突然現れたブルースの息子や、マット・マードックとの今後の展開、ケヴィンはドラマ「ロキ」のジョナサン・メジャーズ演じる”在り続ける者”と似ている、など今後他作品との関連可能性は示唆されたが果たしてどうなるか。ある意味自覚的にMCUの本筋を横に置いて、ジェニファー・ウォルターズの人生の一定期間にフォーカスしてみました! というのはMCUドラマの中で最もチャレンジングだった。そして主演タチアナ・マスラニーのハマり役っぷりも高く評価できるからこそ、今後どのようにMCUの主軸に絡んでいくのか期待したい。


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《キャサリン》

海外テレビシリーズウォッチャー キャサリン

Netflix、Amazonプライムビデオ等のストリーミングサービスで最新作を追いかける海外テレビシリーズウォッチャー。主に欧米の映画、ドラマ、ドキュメンタリー、トーク番組、スタンドアップコメディなどを中心に視聴。現在作品レビューなどをwebメディア・雑誌などで執筆。

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