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松たか子演じる“真知子”の人物像に注目『土を喰らう十二ヵ月』本編映像

1978年に作家・水上勉が記した料理エッセイから中江裕司監督が物語を紡ぎ出した沢田研二主演、松たか子共演映画『土を喰らう十二ヵ月』より、本編映像が解禁された。

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『土を喰らう十二ヵ月』©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
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1978年に作家・水上勉が記した料理エッセイから中江裕司監督が物語を紡ぎ出した沢田研二主演、松たか子共演映画『土を喰らう十二ヵ月』より、本編映像が解禁された。


>>『土を喰らう十二ヵ月』あらすじ&キャストはこちら

この度解禁されたのは、人里離れた信州の山荘で犬のさんしょ、13年前に亡くなった妻の遺骨と共に暮らしている作家のツトム(沢田研二)と食いしんぼうの担当編集者で恋人である真知子(松たか子)のやりとりが切り取られた本編映像。日が暮れて、皮を少し残して囲炉裏であぶった小芋で晩酌をするふたりだが、静かであたたかな時間から一転、真知子の一言でふたりは恋人同士から作家と編集者へと様変わりをする。

「原稿は?」「‥‥ない」「もう締め切りよ」という一連のやりとりの後、「子芋さんでゆるしてくれないかな」と甘えた素振りをして見せるツトムに、真知子は原稿用紙を突きつける。きっちり仕事をする真知子を目の前に、逃げ場がなく観念したツトムは思いを巡らせ万年筆を手に取る。

松さんが演じる真知子は、実は原案にはない、脚本も手掛けた中江監督によるオリジナルキャラクター。中江監督は、原案エッセイのあとがきの「ミセス編集局の女子連に、ひそやかな悦しみをのぞかれ、かくも、よしあしごとを書く始末になった。嗚呼。」という一文を読んで真知子を作りだした。

「水上さんの(他の)小説をもう一度読み直して、そこに出てくる女性たちを通じて真知子像を作り上げていきました」「(松さんは)素晴らしかったですね、沢田さんはそこにいるだけで役を成立させる役者さんですが、松さんはそういう沢田さんを細かくサポートしてシーンを作り上げてくれた。ただ脇を固めるだけでなく、瞬時に松さんが場の中心になることもある。その切り替えが見事なんです」とふり返る。

締め切り原稿の催促は、作家と編集者間でよく繰り広げられるやりとりであると想像に難くないが、穏やかな時間が流れる中、一筋縄ではいかない作家ツトムと編集者・真知子の関係や多くは語らずも匂い立つ男女の機微を感じる印象的なシーンとなっている。

『土を喰らう十二ヵ月』は11月11日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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