※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

斬新なクリスマスストーリーはどう生まれたのか?『サイレント・ナイト』監督のメッセージ公開

人類が滅びゆく“地球最後のクリスマスイブ”を過ごす家族の姿を描くキーラ・ナイトレイ主演『サイレント・ナイト』。この度、監督のコメントと撮影中のオフショット画像が公開された。

映画 洋画ニュース
注目記事
『サイレント・ナイト』オフショット  監督&ローマン© 2020 SN Movie Holdings Ltd 
『サイレント・ナイト』オフショット 監督&ローマン© 2020 SN Movie Holdings Ltd 
  • 『サイレント・ナイト』オフショット  監督&ローマン© 2020 SN Movie Holdings Ltd 
  • 『サイレント・ナイト』オフショット  ローマン&ハーディー&ギルビー© 2020 SN Movie Holdings Ltd 
  • 『サイレント・ナイト』オフショット  ローマン&ハーディー&ギルビー&ダヴィダ© 2020 SN Movie Holdings Ltd 
  • 『サイレント・ナイト』オフショット  ローマン&ハーディー&ギルビー© 2020 SN Movie Holdings Ltd 

人類が滅びゆく“地球最後のクリスマスイブ”を過ごす家族の姿を描くキーラ・ナイトレイ主演『サイレント・ナイト』。この度、監督のコメントと撮影中のオフショット画像が公開された。


>>『サイレント・ナイト』あらすじ&キャストはこちらから

本作が監督デビューとなるカミラ・グリフィンは、『ジョジョ・ラビット』のローマン・グリフィン・デイヴィスの母親で、本作にはローマンの双子の弟ハーディとギルビーも出演。オリジナル脚本も手掛けたグリフィン監督は、昨今のパンデミックを予見したかのような世界観を創出した。

グリフィン監督はイギリスの中流階級出身で、特権のある政府や権力者が力を振りかざす権威主義的な価値観に疑問を抱いて育ち、自身の子どもたちに自分の価値観や私を含む周りの大人たちの価値観に疑問を投げかけるように促してきた。

リズ・トラス前首相から現在のリシ・スナク首相に交代して間もない状況の中、グリフィン監督は「政府が自身の過ちに対して責任を負わないこと、また弱者に対しても責任を負わない政府の道徳性に疑問を呈し、本作の物語にも大きく反映させています」と現在のイギリス政府への風刺と、未来を担う子どもたちの世代への希望を脚本に込めたという。

また、世界終末とクリスマスを掛け合わせた今作の設定については、「クリスマス・コメディというのは、風変わりなキャラクターとクリスマスによって高揚感や期待を感じさせ、それによって観客の先入観を巧みに操ることを狙うジャンルです。本作でもそこに注力しました。また、クリスマスを選んだ理由は、孤独な人にとっては、クリスマスはとても孤独であり、過去の友人や愛した人を思い出すような感傷的な特別な日だと思っています。私は登場人物たちが避けられない重圧(子育て、思想、人種差別)の中で、“逃れられない死”を受け入れた大人たちと、政府が推奨する“安らかな死”を受け入れられない子供たちが、最後のクリスマスをどう過ごすのかを追求し、表現しました」とコメント。

映画はかねてより撮りたかったというグリフィン監督。「本作も低予算で自分で何とか撮影するしかないと思っていた中、マシュー・ボーンにこの脚本を気に入ってもらえて、プロデューサーとして参加してもらえることになりました。マシューはとても野心家であり、数々の実績を残している経験をふまえてサポートしてくれて、キャスティング含めて、一気に映画が完成へと進んでいきました」と製作時をふり返る。

そして「誤解の無いようにしたいのですが」と前置きしつつ、「現在の世界と近しい状況にあることは、とても悲しく思っております。私たちがこのプロジェクトを開始したのは、新型コロナウイルスが蔓延する前でした。私たちは誰ひとりとして、パンデミックがこのように破滅的な影響を世界に与えることを予測、または想像することさえできませんでしたが、本作が反ワクチン的なメッセージを含んでいないという点は断言しておきたいと思います」と話している。

今回公開されたオフショットでは、グリフィン監督とローマン、双子の弟のハーディ、ギルビーらが写し出されている。

『サイレント・ナイト』は11月18日(金)よりグランドシネマサンシャイン池袋ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top