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1968年公開『ロミオとジュリエット』主演コンビ、未成年のヌードシーンをめぐり製作会社を提訴

1968年公開の『ロミオとジュリエット』でタイトルロールを演じたレナード・ホワイティング(72)とオリヴィア・ハッセー(71)が、未成年だった頃に撮影された同作のヌードシーンをめぐり、パラマウント・ピクチャーズを提訴した。

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『ロミオとジュリエット』(1968) (C)APOLLO
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1968年公開の『ロミオとジュリエット』でタイトルロールを演じたレナード・ホワイティング(72)とオリヴィア・ハッセー(71)が、未成年だった頃に撮影された同作のヌードシーンをめぐり、パラマウント・ピクチャーズを提訴した。2人は撮影当時、それぞれ16歳と15歳だった。

昨年12月30日、カリフォルニア州サンタモニカの上級裁判所に提出された訴状によると、2人はパラマウントに対して搾取、セクハラ、詐欺、性的虐待、不注意、未成年者のヌード画像の配布をしたとして訴えており、「パラマウントは、未成年の被雇用者を子どもの性的搾取から守る義務を負っていた」と主張している。映画の公開から50年以上にわたって精神的苦痛を受け、仕事の機会も失ったという2人。パラマウントに5億ドルを超える損害賠償を求めていると報じられている。

問題のシーンで、監督のフランコ・ゼフィレッリは「ヌードシーンはない」と断言し、その代わりに肌と同じ色の下着を着て撮影することが決まっていた。しかし撮影の最終日に、ゼフィレッリが2人にボディメイクを施したヌードで撮影しなければ「映画が失敗に終わる」と言ったことが明かされている。また、ゼフィレッリはカメラの位置を偽り、2人は知らないうちにヌードを撮られており、完成した映画にはオリヴィアの胸とレナードの臀部の映像が収められていたという。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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