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等身大の主人公、現代的なストーリー『金の国 水の国』“いま”観るべき魅力

「このマンガがすごい!」(2017年)1位の人気コミックを映画化した注目作『金の国 水の国』が間もなく公開。本作をより楽しむための見どころのポイントをまとめた。

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『金の国 水の国』©岩本ナオ/小学館 ©2023「金の国 水の国」製作委員会
『金の国 水の国』©岩本ナオ/小学館 ©2023「金の国 水の国」製作委員会
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「このマンガがすごい!」(2017年)1位の人気コミックを映画化した注目作『金の国 水の国』が間もなく公開。本作をより楽しむための見どころのポイントをまとめた。


>>『金の国 水の国』あらすじ&キャストはこちら

岩本ナオの同名漫画を『サマーウォーズ』『若おかみは小学生!』のアニメーション制作会社「マッドハウス」が映画化した本作。一足早く試写会で映画を観た観客からは、SNSを中心に感動の声が続々と届いている。

物語のはじまりは、100年間国交が断絶された国同士の対立!


本作の舞台は、商業国家で水以外なんでも手に入る裕福な<金の国>、貧しいが豊かな緑と水に恵まれた<水の国>。対照的な2つの国はあることをきっかけに戦争を繰り返してはいがみあい、ついには国交が100年間も断絶されていた。

国交が断たれる前、一度は歩みあったこともあり、友好の証として<金の国>は国で一番美しい娘を嫁として<水の国>に、<水の国>は国で一番賢い若者を婿として<金の国>に贈るという誓いを立てていた。国同士はその誓いを果たすため、それぞれ女性と男性を送りあうことに。

しかし、敵対心を隠せないそれぞれの国から贈られたのは美しい娘でもなく、賢い若者でもなく、なんと犬(ルクマン)と猫(オドンチメグ)だった。

両国にばれてしまえばあわや戦争の危機!? かくして、国で一番美しい娘として選ばれた<金の国>の王女サーラ(声:浜辺美波)と、国で一番賢い若者として選ばれた<水の国>の建築士ナランバヤル(声:賀来賢人)は、両国の平和のために“偽りの夫婦”を演じることに。国の思惑に巻き込まれ思わぬ出会いを果たした2人は、次第に心惹かれ合い、やがて国の未来を守るためにともに立ち上がる!

新時代を象徴するサーラの“等身大”のキャラクター


<金の国>に住むサーラは、王女でありながらも自信に満ち溢れるキャラクターではなく、誰からもその存在を忘れられているかのような女性。さらに彼女の姉たちは煌びやかな容姿をしており、サーラは彼女たちに囲まれコンプレックスを抱えることもあったが、その一方で心優しくまっすぐな一面を持つ。

監督を務めたマッドハウスのエースクリエイター渡邉こと乃は、「サーラは見た目的にもふくよかで若干諦めた心もあるが、根幹のところは精神的に図太いキャラクターだ」と話す。

サーラは、時に周りと自分を比べてしまったり、自分に自信が無くなってしまったりと、現代に生きる私たちが共感できるような等身大の魅力を持ち、まさに新時代を象徴するようなキャラクター。そんな彼女が勇気を振り絞って前に進もうとする姿には、誰もが思わず応援したくなるはずだ。

「国の未来を動かす」ナランバヤルの計画が物語を加速させる!


笑顔を絶やさず穏やかなサーラに心を射貫かれたナランバヤルは、水不足の<金の国>の現状を目の当たりにし、「サーラを困らせたくない」と、ある計画を立てる。それは、自然豊かな水の国から裕福だが水不足な金の国へ水路を引くという、“戦争寸前の国に国交を開く”前代未聞の無謀な計画だったのだ。

ナランバヤルは、<金の国>の左大臣であるサラディーンにもその計画の話を持ち掛け、実行に移そうとするが、“金の国”王宮では、2国間の国交回復に乗り出したナランバヤルの暗殺計画が持ち上がる…。“愛”の力が動かした、ナランバヤルの計画はどうなってしまうのか…?

『竜とそばかすの姫』も担当した本作のプロデューサー、谷生俊美は本作について「まさに現実でも戦争が起きていて、この作品が持つ現代性を改めて感じる」と話す。そんな中で本作を製作した理由は、「劇場に見に来た観客が、幸せな気持ちで帰れるような作品になれば」と語っている。

恋愛やファンタジーなストーリーだけでなく、いまの私たちの心にも強く訴えかけるメッセージが込められた本作。どの世代でも楽しめる感動の物語となっている。

『金の国 水の国』は1月27日(金)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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