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ドニー・イェン、アジア人俳優に与えられるステレオタイプな役に苦言

『ジョン・ウィック』シリーズ第4弾『John Wick: Chapter 4(原題)』にケイン役で初登場するドニー・イェンが、同作の脚本を修正してもらったことを明らかにした。「GQ」誌とのインタビューで語った。

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ドニー・イェン-(C)Getty Images
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  • チャド・スタエルスキ監督&キアヌ・リーヴス-(C)Getty Images
  • ドニー・イェン Photo by Myunggu Han/Getty Images

『ジョン・ウィック』シリーズ第4弾『John Wick: Chapter 4(原題)』にケイン役で初登場するドニー・イェンが、同作の脚本を修正してもらったことを明らかにした。「GQ」誌とのインタビューで語った。

「役名がシャン(Shang)だかチャン(Chang)だったのです。なんで彼(アジア人)は常にシャンやチャンと呼ばれなければならないんだろう。普通の名前でもいいじゃないか。どうしてそんな典型的な名前?」と、当初ケインの役名がハリウッド映画でよく見られがちなアジア人の名前だったと話した。

「その次は衣装。マンダリンカラー(立襟)だったのです。どうしてなんでもそんなに典型的なんだろうと。これは『ジョン・ウィック』の映画でしょう。登場人物はみんなクールでファッショナブルであるはずなのに。なぜ彼がクールでファッショナブルであってはいけないの?」と苦言を呈した。

監督のチャド・スタエルスキはドニーのこの批判を受け入れ、キャラクターを修正することに同意。その結果、ドニーはケインという役をブルース・リーへのオマージュとして作り直すことができ、映画作りを楽しんだという。

ドニーは『ジョン・ウィック』第4弾を批判したいわけではなく、自身のキャリア全体を通して直面してきたこと、自身とアジア人俳優がいまもなお直面し続けている問題の一例を挙げたとのこと。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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